米国証券取引委員会(SEC)は、Bitwiseが申請していたビットコインETFの拒否を発表しました。
今まで以上に大きな期待が寄せられていたBitwiseのビットコインETFの承認が叶わず、仮想通貨市場は落胆を隠せない状況です。
価格操作や違法行為への対策不十分
Bitwiseは今年1月28日にビットコインETFを申請し、今月13日が最終期限となっていました。
これまでライバルであるVanEck、SolidXやCboe BZXなどのビットコインETFが、次々と拒否されてきた中、Bitwiseは米国で初のビットコインETFの立ち上げ成功に向けて大きな期待が寄せられていました。
SECの発表によると、BitwiseのビットコインETFは、市場の価格操作やその他の違法行為に対する対策が不十分であると結論づけられています。
ビットコイン市場が詐欺的で価格操作や違法行為からどのように隔離されているかが不明瞭である点、またBitwiseのビットコインETFの上場先であるNYSE Arcaは証券取引法を遵守できると示していないことなどを指摘しました。
残るはWilshire PhoenixのビットコインETFのみ
ETFは、株や債券、通貨、商品などの指数と連動する投資信託です。
ビットコインETFの場合は、連動する資産はビットコインです。
株や債券などの資産運用でETFに馴染みのある投資家の仮想通貨市場への参入を促し、多額の資金流入の突破口になると見られています。
BitwiseのビットコインETFが拒否されたことで、現在SECに申請されているビットコインETFは、Wilshire PhoenixとNYSE Arcaのビットコインと米短期債に投資する投資信託のみとなります。
再びスタートラインへ戻されたビットコインETF、今後の行方にはまだまだ大きな関心が寄せられています。
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