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マスターノードの仕組みと具体例を徹底解説

2019/10/17 03:00
Coin7

マスターノードという言葉は聞いたことがありますか?仮想通貨に興味を持ったばかりの方だと、まだ知らないという方も多いのではないでしょうか。

仮想通貨の一部に採用されているこの仕組みは、仮想通貨の値上がりによる利益以外での収入を得られるという意味において、マイニングに近いものがあります。

この記事では、マスターノードの仕組みを具体的な例とともに説明します。マスターノードは聞いたことがあるし知ってるけど、どんな風に使われているの?という方もぜひお読みください。

マスターノードとは?

さきほどマスターノードというのは、マイニングに似ていると言いました。

マイニングは、ビットコインなどPoW(プルーフ・オブ・ワーク)の仮想通貨において、仮想通貨の採掘という報酬インセンティブをマイナーたちに与えつつ、報酬を得るためにマイナー同士で競争させてブロックチェーンのセキュリティを高めるという非常に重要な仕組みです。

この「報酬を得るためにブロックチェーンのネットワーク上のノード(端末)として機能し、その結果としてブロックチェーンの維持、運営に貢献する」という意味において、マイニングとマスターノードは同様であると言えます。

では、主な違いはなんでしょうか?

マイニングはPoWのため大量の計算能力を必要とし、環境に悪影響を与えかねないほどの電力が必要です。

それに対し、マスターノードはPoS(プルーフ・オブ・ステーク)というコンセンサスアルゴリズムを採用している仮想通貨の仕組みであり、多くの場合さほどの計算能力は求められません。

PoSでは一定枚数以上のコインの保有が条件とされ、それが悪意のある攻撃を防ぐ一つの防衛策になっています(攻撃をして通貨価値が下がると自分も損をするため)。

マスターノードでは大きなマシンパワーは必要ないものの、VPS(バーチャル・プライベート・サーバー)などを借りて、24時間サーバーを稼働させなくてはいけません。

そのためのコストはマスターノードを採用している仮想通貨によって異なりますが、月数千円もあれば充分な場合が多いようです。

マスターノードの具体例

ここまででマスターノードの概要は分かりましたか?いまいち理解できていなくても、具体的な例を聞けばもっとよく分かると思います。

それでは、マスターノードを採用している仮想通貨を1つ例にとります。それがブロックチェーンにとってどのような役割を持つのか?などを含めて詳しく見ていきましょう。

AMBのマスターノードの仕組み

マスターノードコインは色々ありますが、以前の記事でも非常に高いROI(投資利益率)を叩き出したAMBという仮想通貨を例に紹介します。

AMBには、大きく分けて3種類のマスターノードがあります。

ブロックを承認して取引手数料を得る、AMBブロックチェーンのバリデーターである「アポロ」。

企業のサプライチェーンデータ(商品の産地、温度管理、工場に到着した日時など)をバンドルという単位にまとめてAMBブロックチェーンに送信する「ヘルメス」。

ヘルメスがアップロードした企業のデータ(バンドル)を年単位でハードディスク(HDD)やSSDに保存し、データの保管場所を提供して報酬を得る「アトラス」。

AMBブロックチェーンは、これらのマスターノードによって企業のサプライチェーン管理を効率化し、消費者に対して嘘のないデータ管理を実現します。

この中で、ヘルメスは企業側が建てるマスターノードです。企業の商品に関するデータをアップロードして、アトラスに保管してもらう立場です。アポロはデータ送信などのトランザクションを承認し、ブロックチェーンに記録していきます。

そのため、企業が運営するヘルメスは、一般人を含めて誰でも運営できるアトラスやアポロに対して、AMBの形で報酬を支払います。

ちなみにアトラスはさらに3種類に分けられ、建てるのに必要なAMBの枚数(ステーク枚数)やもらえる報酬が異なります。

  • オメガ:75,000枚
  • シグマ:30,000枚
  • ゼータ:10,000枚

当然ながら、一番多くの枚数を必要とするオメガが最も多くの報酬を得られます。

ブロックのバリデータであるアポロはステーク枚数に比例して報酬が増えます。最低必要枚数は25万枚ですが、今後ある時点でオークションが導入され、他の人よりも多くの枚数を提示しなければ建てられないようになるかもしれません。

AMBのマスターノードに参加するには

AMBのマスターノードを建てるには、AWS(アマゾン・ウェブ・サービス)などのVPSサーバーを借りて設定をする必要があります。

設定と言っても、AWSの登録方法も含めて基本的にはガイド通りにコピペするだけです。テレグラムなどで聞きましょう。

AMBの場合、マスターノードに必要なマシンスペックは低く、月2,000円から2,500円で借りられるサーバーのCPU、メモリで充分なようです(HDDやSSDなどのストレージは別料金です)。

マスターノードまとめ

マスターノードはマイニング同様、特定のブロックチェーンにとって不可欠な仕組みです。AMBの例で言えば、アポロ、ヘルメス、アトラスすべてのマスターノードが無ければ、企業のサプライチェーン管理を効率化するAMBブロックチェーンの仕組みがそもそも成立しません。

多くの人は報酬を得るためにマスターノードを建てるわけですが、その結果としてブロックチェーンの運営者、貢献者としての役割を果たすことになります。

こうしたインセンティブの設計、ブロックチェーンの仕組みがマスターノードコインの肝です。AMB以外にも、面白いマスターノードコインを探してみてはいかがでしょうか。

 

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配信元: Coin7 仮想通貨ニュースメディア

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