Facebookが手掛けるウォレットアプリ「Novi」はデータが広告ターゲティング等に利用されない仕組みであることをFacebook暗号化ビジネス責任者が主張しました。
Yahoo Financeが行ったインタビューの中で、Facebook暗号化ビジネス責任者のDavid Marcus氏は下記のように述べました。
“「Noviで使用されるデータは、広告のターゲティングや広告モデルに関するあらゆる目的に使用することはできません。中略) あなたの財務データがあなたのソーシャルデータと混ざり合わないということです。- 引用元:Yahoo Finance」”
Facebookは利用者のプライバシー情報の扱いについて度々疑問視される声があり、Facebookが過去に手がけていたステーブルコイン「Libra(現Diem)」においても、各国規制局から主にプライバシーに関する非難を受け、開発メンバーの脱退などが相次ぎました。
Marcus氏はFacebookのプライバシーの問題に対し、
“「私たちが人々の信頼を獲得するには時間がかかりますし、それは承知しております。ですから、私たちはそれを手にしたときにその機会を逃すつもりはありません。(一部抜粋)」”
と自身の考えを語りました。
2009年から決済ビジネスを手掛けるFacebook
Facebookは、2009年から決済・支払い分野に参入しており、過去12ヶ月で、
- Messenger
- WhatApp(ブラジル、インド)
- 寄付
などを通して合計約1000億ドルの支払い処理をしています。
Marcus氏は、Facebookが金融サービスの分野に参入すべきかどうかについての疑問について、
“「私たちは、長い間、決済ビジネスに携わってきました。ですから、私たちはすでにその業界に身を置いています。私たちがここで提案しようとしていることは、根本的な決済や老朽化した決済インフラを再配線するという点では野心的ですが、50年以上も対処されていない問題に対処できると思います。そして、今がその時だと思っています。(一部抜粋)」”
と金融サービス分野への参入の意気込みを述べています。
Facebookが取り組む暗号資産Diemが今年中に試験的な運用を開始予定
記事ソース:Yahoo Finance
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