先週から1週間かけて上げてきたビットコインですが、東京時間に一瞬でそれを打ち消す急落を見せました。中国の四川省で洪水が発生し、マイニングファームが被害を受けたと報じられているそうです。
現在の状況としては、目先は上とも下とも明確に判断できない状況で、長期トレンドは下を向いたままです。
トレードとしては、相変わらずボラティリティが高い相場ですので、方向性を固定せずに短期売買に徹したいと思います。
日足チャート分析
大きな目線としては、やはり意識されている青色の下降チャネルが引き続き重要なポイントになっています。
◇ビットコイン(BTC/JPY)日足チャート
7月半ばからつくられている大きな三角保ちあいをどちらに抜けるのかが、今後の相場において最大の焦点になるでしょう。
下降ラインと上昇ラインの重なるポイントを見ると、ブレイクは8月の後半から9月になると予想できます。どちらにブレイクするか、現状では分からないため、ラインの先端に近づくタイミングで発生している短期トレンドや、需給の歪みに乗ってトレードするようにしたいと思います。
1時間足チャート分析
1時間レベルで意識されていたのは、上昇ウェッジでした。
今日の四川省の洪水ニュースをキッカケとして、下方向へブレイクしました。
◇ビットコイン(BTC/JPY)1時間足チャート
ブレイク後に止まった価格(109万円前後)が日足の上昇トレンドラインにぶつかっており、サポートされているようにも見えます。そのため、ここから突っ込んで売ることは控えたいところですね。
今週の売買戦略
8月は1週間単位で方向性が変わっており、トレードの難しい月になっています。
今週も、スイングポジションを持てるような相場環境ではないように思えますが、下降ラインと上昇ラインを背にしたポジションを取ることでリスクを限定すれば、良いトレードができる相場だったのではないでしょうか。
先週の短期上昇トレンドは、アルトコイン(ETH,XRP)が主導でした。アルトコインや、USDTの動きに注視しながら、需給を意識したトレードを心掛けたいと考えています。
ビットメックス(BitMEX)のチャートでは、まだ上昇トレンドラインに触っていないため、買いポジションも長くは握れないのではないでしょうか。
◇ビットコイン(BTC/USD)日足チャート
上昇トレンドラインでの反発を確認し、なおかつ短期足の切り上げを見てから買いポジションを仕込んでいきたいと考えています。
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※本記事の意見や予測は、筆者の個人的な見解であり、金融商品の売買を推奨を行うものではありません。
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