9月3日の夕方、ヴァンエックらのビットコインETFを特定の機関投資家のみに提供するというニュースが流れ、ビットコインが上昇しました。
参考: VanEckとSolidXがヘッジファンドや銀行などの機関投資家のみに、ビットコインETFを限定販売を計画
ウォールストリートジャーナルによると、9月5日(木)からVanEck SolidXにより私募証券として販売される、となっています。
9月2日から3日にかけての上昇は、これが漏れていたのではないかという観測が流れるなか、ビットコインは堅調な推移となっています。
7月から100万円で4回底打ちしていますのが、いよいよ上昇トレンド再開となるのでしょうか。
今週も、個人投資家3人よりコメントをお届けします。
ひろぴー:みんなの仮想通貨でもお馴染みのFX・仮想通貨トレーダー。金融取引サービス会社を経営。
ふみ丸:元ダンサー。投資歴13年の先物、FXなどを中心としたテクニカルトレーダー。
金ちゃん:飲食店コンサルティングなど5つの事業を展開する実業家兼トレーダー。
3人とも見通しは強気
先週は悲観的な見通しだったものの、今週は一転して強気に転じています。
ひろぴー
ビットフィネックス(bitfinex)のロング・ショート比率を見ると、久しぶりにショートの比率が27%を超えてきています。今までと比べると明らかにショートの比率が増えてきており、ここから上昇するとショートカバーを巻き込んでいく可能性が高そうです。
機関投資家が取引するCMEのビットコイン先物のショート比率は55%とこちらも売りポジションのほうが多くなっています。
出所:bullbearanalyzer
ビットコインの目標価格は、目先は120万円。しかし、好調な材料が続くと130万円ぐらいまで狙える相場になっていると思います。
ふみ丸
今週のビットコインは、久しぶりに継続した強さを発揮しているように見えます。
押し目も浅く、明らかに買い手が多い、今日より明日の方が高いと思わせる相場展開です。週足を見ると、121万円程度までの上昇余力はありそうに見えます。
ただ、今日からバックト(Bakkt)のカストディの受け付けも始まることもあり、噂で買って事実で売るというセオリーであれば今週末には値動きが落ち着くのではないかと考えています。
アルトコインでは、ビットコイン一強。これといって目立つ物がなく、リップル(XRP)とトロン(TRXは)かなり厳しい局面のようなので、売りを狙うのも一案です。
草コインに目を向けると、ADKが直近急騰して2倍になっただけに要注目。全戻しとなった後に再び上昇を見せていることから、トレード妙味アリです!
◇ADKチャート(直近1ヵ月)
出所:CMC
金ちゃん
ビットコインは100万円を割り込んでしまいましたが、そこでは買い意欲旺盛でしっかりと反発しました。
ビットコインETFのニュースが出た後の上昇はゆったりとしているので、ショーターは売り場探しをしているかと思います。
チャートの黄色ライン(114万円付近)をローソク足の実体が越えるまでは買い手も利食い優勢。予断を許さない状況ではないでしょうか。ここを越えてくれば、直近の高値を更新する可能性が高いと予想します。
さて、ここでビットコインと比較されるゴールドとの値動きの相関関係を見てみましょう。
金とビットコインは無関係だという意見も多いですが、チャートは心理を組み込んだもので、直近はゴールドと同じような値動きを描いています。
◇ビットコインとゴールドの15分足チャート
ゴールドは赤帯(赤丸印のところ)、300EMAで反発し、急上昇しています。これを見る限りでは、ビットコインは時間差でゴールドを追いかけており、200EMAで反発し上昇していきました。
個人的なトレードとしては、なかなか下がらなかったので買いポジションを取り眠りにつきました。朝起きてると5万円上昇していたので、利益確定をすることができました。
ゴールドを、ビットコインの先行指標として参考にしてみてはいかがでしょうか。
ビットコインの方向性としては、まだまだ上目線に変わりありません。
まとめ
今週は3人とも買い予想となっており、120万円付近がひとつの節目と考えているようです。
先週は全員が弱気であり、投資家アンケートでも90万円台の予想が多くなっていました。
さーて、来週のビットコインは?
— 児山 将 (@goahead5055) August 30, 2019
◇濃厚になってきたビットコインの長期下落シナリオ https://t.co/SUkeZhFfOQ
皆が売りに回ると逆に動くという格言がありますが、結果はその通りとなり100万円で反発し上昇しました。
さて、今週は予想通りに上昇し120万円をマークするのでしょうか。
来週、答え合わせをしたいと思います。
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※本記事の意見や予測は、筆者の個人的な見解であり、金融商品の売買を推奨を行うものではありません。
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