今週のビットコインは上昇を続けており、注目していたレジスタンスライン(107万円)を上抜けてきました。

今日は8月15日の戻り高値へトライ。また個人的に注目する最も重要な節目に近づいてきており、今後のトレンドが決定するかどうかの重要な局面にあると考えています。

その理由と、今後の動きの予測と売買戦略について考えていきます。

4時間足チャート分析

まずはチャートを見ていきましょう。

ビットコインは、6月末に付けた150万円を高値に100万円割れを底とした大きな三角保ち合いを形成しています。

◇ビットコイン(BTC/JPY)4時間足チャート

4時間足チャートで注目していたのは、8月の終わりに明確に割ったサポートラインでした。

セオリーでは、そこから大暴落となるものの、そうはならずに100万円割れで反発。そのため前回(調整局面のビットコイン、今後の方向は?)は、このサポートラインがレジスタンスラインに転換したため戻り売りを狙っていく、と書きましたが、相場は上抜けていきました。

そこで保有していた売りポジションは損切りを行い、現在は最も注目している下降トレンドライン(118万円付近)で反落するかどうか様子見の状況です。

方向性は、このラインを上抜けるまでレンジ相場を想定しています。

そのため、トレンドラインで反落した場合は、矢印で示している通りに水平ラインまでショートポジションを持ち、下抜けすればさらにポジションを増していく戦略を取っていきます。

もし上抜けしてしまった場合は、かなり相場が強いと判断できるため、潔く買いに転じたいと思います。

ここは対円チャートと対ドルチャートでラインの価格がズレているため、上抜けの判断には注意が必要になってきます。

相場の勢いを見ながら、完全に上抜けてから買いに転じても十分な値幅を取れるのではないでしょうか。

1時間足チャート分析

相場が動いていますので、もう少し細かい値動きを見て今後の展開の予測を見ていきましょう。

◇ビットコイン(BTC/JPY)1時間足チャート

現在、1時間足チャートでは上昇ウェッジのパターンをつくりながら、オシレーター指標をみるとダイバージェンス(逆行)を発生させながら上昇を続けています。ダイバージェンスはビットコインだけでなく、FXのチャートなどでもよく見られる、個人的に信頼度がかなり高い指標です。

下降トレンドラインにぶつかり反発後に、ウェッジの下抜けを確認してからショートポジションをつくる予定です。

金融市場のリスクオンの流れがビットコインにも波及

今週は週明けから大きく上昇し、ビットコインETFのニュースが後押ししました。

参考: VanEckとSolidXがヘッジファンドや銀行などの機関投資家のみに、ビットコインETFを限定販売を計画課

また香港行政長官が逃亡犯条例改正案を正式に撤回したことや、イギリス議会でのEU離脱の延期を求める法案が可決したことにより金融市場はリスクオンへ。ドルやポンドが買われたほか、株式市場も全面高となりゴールドは下落となるリスクオン局面が到来し、仮想通貨市場もその恩恵を受けているようです。

 

このままリスクオンが続くと、2カ月続いた大きなレンジ相場が終焉となり130万円台を迎えるような上昇相場が到来するかもしれません。

 

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※本記事の意見や予測は、筆者の個人的な見解であり、金融商品の売買を推奨を行うものではありません。
投資にあたっての最終決定はご自身の判断でお願いします。