先週に引き続き、ビットコインは方向感の定まらない展開となっています。
リブラからペイパルやイーベイなど7社が脱退したものの、相場への反応は限定的。チャートを見ても短期と長期のトレンド方向がバラバラな向きをしており、どっちつかずの相場が続いています。
トレンドレスな相場で筆者も取引機会を失っていますが、にわかに下落相場が始まりそうな兆候が出てきました。
今回はイーサリアムのチャート分析とともに、今後の売買戦略を考えたいと思います。
ビットコイン1時間足チャート分析
ビットコインは上下に髭を付けながら推移しているため、かなり取引しづらい相場になっています。
現在、注目しているのは、赤色の三角保ちあいです。
下方向にブレイクした後に揉み合っていますが、戻りも鈍いため、下落する可能性が高いと考えています。今日の午前1時前のテザー発行に際して急騰したものの、直ぐに売られたことからも、買い意欲は弱くなっているように見えます。
ただ、88万円手前での切り替えしは早かったため、このあたりで止まるかどうかが焦点となりそうです。
イーサリアム4時間足チャート分析
ビットコインよりもやや強い動きとなっているイーサリアムですが、今日は軟調な展開となっています。
1時間足では目立った節目が見られないため、ビットコインのようにトレンドラインを引きづらくなっています。
4時間足を見ると、チャネルラインが引けることが分かります。昨日、サポートラインを割り込んできたため、このラインに戻るまでは売り目線で良いかもしれません。
これが下落トレンドの初動であれば、5%程度の下落余地はあるのではないでしょうか。
特に、最近のイーサリアムはビットコインに対して値動きが先行することが多いため、イーサリアムの動向に注目したいと思います。
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※本記事の意見や予測は、筆者の個人的な見解であり、金融商品の売買を推奨を行うものではありません。
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