先週100万円に戻ったビットコインは上昇一服。100~104万円のレンジ相場となっています。

日足チャートを見てみると、この価格帯は2019年6月〜9月の間にサポートラインとして機能していたポイントです。2019年10月末に強い上昇を見せた際にはこのゾーンで頭打ちとなり、その後はサポートラインのレジスタンス転換となっています。

今回は下降チャネルを上抜けているため、次はこの価格帯を突破してくると考えています。イーサリアムやリップル、ビットコインキャッシュなどのメジャーなアルトコインも強い上昇を見せており、仮想通貨市場は堅調に推移しています。そのため、足固めをすれば同時に上がっていくパターンは資金流入が強く見られるものだと考えています。

筆者のメインのシナリオとしては5月にある半減期に向けての強い上昇ですが、レジスタンスを突破できずに下落した場合のシナリオも今回の記事では併せて考えていきます。それでは時間軸を落としながらチャートを分析していきたいと思います。

4時間チャート分析

日足の下降チャネルを突破後に4時間足レベルで上昇チャネルをつくっていると見ながらトレードしています。

100万円のゾーン上抜けのシナリオとしては、このまま下値を切り上げてアセンディングトライアングルの形を作り、ブレイクするのではないかと考えています。逆にこのチャネルを下抜けしまった場合は、90万円までの下落があるだろうと考えています。

1時間足チャート分析

時間軸を落として、細かいエントリーのタイミングを考えていきましょう。現在はネックラインの下限である100万円で下げ止まっています。ここを割り込んでしまうと、投げ売りが発生する可能性があり、上昇チャネルを割り込んでしまうシナリオが濃厚になってくると考えています。

エントリーの目安として、上昇チャネルとサポートラインになっているゾーンの重なる8日の朝頃を狙って買っていきたいと考えています。

ローソク足を見ると、値動きが縮小していることが分かります。値動きの煮詰まりは方向感の定まらない時に起こることが多いです。こういう状況では無理にトレードせずに、自分にとって自信のあるポイントまで待つことが大切になってくるはずです。

資金調達率、ポジション比率

ビットメックスの資金調達率は、長い間買い手側の支払いになっています。

出所:bullbearanalyzer

ポジション状況を見ると、ロングとショートポジションは同程度。

出所:bullbearanalyzer

少しづつ下がっている状況を見ると、やはり一度100万円を割り込んでくる展開は大いにあると考えています。そのため目先は下に動くシナリオも考えて、機動的にトレードしたいと考えています。