アストロロジーという言葉をご存知でしょうか?

アストロロジーとは、占星術で太陽や月、小惑星などの天体の位置や動きなどと人や社会の過去の経験則から占うことをいいます。これを、相場に応用し、底打ちや天井を見極めるという分析方法があるのです。

そんな馬鹿な!と思う方もいらっしゃると思います。しかし、意外にも大相場の天井や底打ちを示すことがあるのです。

満月と新月が相場のサイクル

代表的なアストロロジーとして、月の満ち欠けで相場のサイクルを予想するものがあります。

満月から新月にかけて、ひとつの相場の波があるとする方法です。なお、この期間は15日ですので、ざっと2週間で相場の波が終わると考えられます。

まずは直近の日経平均のチャートをご覧ください。

出所:Trading View

トレーディングビューのムーンフェーズと呼ばれるインジケーターを使っており、○が新月●が満月となっています。

参考:新月と満月の周期をトレーディングビューを使って表示する方法

いかがでしょうか?新月の日に相場が天井を打つ日が多くないですか?赤丸で囲ってみましょう。

2019年6月から2020年2月まで新月は10回。そのうち、天井を打ったタイミング、もしくはその日から下落に転じたタイミングが5回もありました。これは偶然にしては出来過ぎといえるのではないでしょうか。

なお、為替相場も同じようになっていますので、ドル円のチャートを掲載しておきます。

ぱっと見てもわかると思うのですが、新月が天井圏になっている日が多いことが分かります。新月と言えば、暗闇。何やら不吉な予感をイメージさせますが、それとともに相場が下落に転じることを予想できるのがアストロロジーの凄いところです。

一方、満月はというとあまり機能していないように見えます。こちらのチャートでは満月は11回ありますが、相場が反転または底打ちした日はわずか2回。あまり参考にならないようです。

では、お待ちかねのビットコインを見てみましょう!

ビットコインの月のサイクル

◇ビットコイン日足チャート

期待させておいて申し訳ないのですが、ビットコインと月の満ち欠けにおける相関性は確認できませんでした。

ただ、新月と満月の周期が一つのトレンド期間と一致するところ(オレンジ色の枠)もあり、ビックデータを蓄積するとエッジがある部分がある見つかるかもしれません。

まとめ

直近のコロナショック相場では、仮想通貨市場も株式・為替市場につられることが多くなっています。その2つの市場には、新月で天井を打つ日が多いと確認できています。そのため、それらの値動きを予想するという点で仮想通貨の取引に生かせるのではないでしょうか。