ここ最近は動きがない仮想通貨市場ですが、今後の主要仮想通貨(BTC、ETH、XRP、BCH)への期待度を、ツイッターでアンケート調査してみました。

ビットコインが圧倒的に人気(約60%)なのですが、半減期後もハッシュレートが安定しています。

出所:coinwarz

今週は週初から上昇しており、需給は良さそうに見えます。

2番手につけたのが、意外なことにリップルで約20%の人が期待しています。年初の価格である20円に近づき、さすがにこのあたりは値ごろ感もあり、買いたいと思っている投資家も多いのかもしれません。また、直近のリップルに関連するニュースは二つありました。

ひとつは、グローバルな送受金プロセスをシンプルにするユニバーサルな送金ID「PayID」の発表。 銀行口座、銀行支店コード、クレジットカード番号などよりも、認識しやすいIDを使用し、あらゆる送金ネットワークでの送受金を可能にできるそうです。送金プロセスを簡素化する送金ネットワークの構築により、世界標準のデジタル決済の導入と普及が加速しそうです。そして、米国の金融犯罪捜査網の要件と金融活動作業部会の勧告の両方に準拠することでグローバル基準を満たすという点も期待値が高そうです。

そして、もうひとつは年内にXRP利用のODL送金サービスを予定しているというもの。 これにより、法定通貨の値動きにほぼ影響されずに、早く安く国際送金を行うことができます。通常、1億円規模の送金をXRPで行おうとすると、市場で買い付けた際に相場が大きく動いてしまいます。ODL送金により、この問題が解決されるでしょう。

なお、現在ODLを利用している金融機関として公表される企業数は20社超。リップルのODLネットワークは、2020年第1四半期に取引高が約3倍に増加しています。

 

堅調なイーサリアムはビットコインキャッシュとほぼ同じ期待値でした。アップデートの遅れが懸念されているのでしょうか。

ビットコインキャッシュは、5月にハードフォークによるアップデートを行ったものの、秋には再びハードフォークによる分裂懸念が高まっていることから嫌気されているようです。

 

GMOコインのアンケート調査によると、リップルの人気に陰りが見えているとの結果が出ていましたが、どうやらそうとも言い切れないようです。

参考:ビットコインの取引動向の変遷をリップルとの比較でご紹介