米スクエア社がビットコインへ投資したことを受けて、仮想通貨は全体的に堅調に推移しています。
さて、ビットコインは112万円付近から120万円を越えるまで大きく上昇しました。週明けの相場は横ばいで推移となっており、悩ましい展開です。今後の相場はどうなるのか、出来高動向から分析していきます。
トレーディングビューの出来高プロファイルを利用し、価格情報はビットフライヤーとなっています。
▼ビットコイン4時間足チャート
参考:TradingViewの出来高プロファイルの使い方や設定方法を図解
出来高取得期間:9月11日~10月14日
出来高が一番多くなっている価格帯は、急騰前にレンジ相場を形成していた110万円~115万円付近です。その上は、120万円付近に少しありますが、あまり影響はなさそうです。
やはり直近のレンジを突破すると、大きく動き出しそうですね。
▼出来高プロファイルの見方
※価格帯の一つが全体の出来高、色分けされている左側(黄色)が新規売り、右側(青色)が新規買いの比率。表示されている期間の7割の出来高が濃い色
TAOTAOのトレードブロッターをチェック
TAOTAOユーザーのポジション動向が分かる情報ツールである「トレードブロッター」を見てみましょう。
出所:trade-blotter.taotao-ex.com
銘柄はビットコイン(BTC/JPY)のレバレッジ取引。
左側が、TAOTAOユーザーの未決済ポジション。右側が指値情報となっています。
未決済ポジションを見ると、120万円以上の売りポジションが150BTC以上残っており、売りでつかまっているトレーダーが多いようです。これは相場が上昇した時の投げ売り誘発要因であり、下落した際には買い戻しによる上昇要因となります。買いポジションは軽そうですので、上値は余地はありそうです。
売り指値は126万円付近にあることから、9月前半の戻り高値が意識されている模様。
現在、米国では3回目の給付金が支給されるかどうかという状況にあります。4月と7月末に、給付金がビットコインを押し上げたという相場がありましたので、今回も給付金が支給されるかがひとつの相場変動要因となりそうです。また、それによって上昇したときに126万円付近がひとつの目安となるでしょう。