7月3日にビットコインの難易度調整が行われました。
その結果、過去最大となるマイナス27.94%の調整でした。
過去2週間の平均ブロック生成速度は13分53 秒と2009年を除く中で最長。平均ハッシュレートは102.78EH/sと、2020年6月以来の低水準でした。
出所:BTC.com
中国の一部地域でのマイニング停止が大きく影響したことはいうまでもないでしょう。
ハッシュレートは、6月26日から100EH/sを下回っています。
●ビットコインのハッシュレートの推移
出所:CoinWarz
中国資本のマイナーが拠点の移動を完了すれば、6月の水準である120~150EH/sまで戻るのではないでしょうか。
中国の仮想通貨事情に詳しいサニー・ワン氏によると、移転先はアメリカが多いのかもしれません。
ただし、知人の中国マイナーの話によると「しばらく再稼働はなさそうだ」と話しています。ハッシュレートの低水準は、もうしばらく続きそうです。
そんななか、週末から強い動きとなっているのがイーサリアムです。
先週からの上昇率は10%を超えてきており、一時6月17日以来となる26万円を回復しました。BTC建てで見ると、ビットコインよりも強い動きとなっていることが分かります。
●主要アルトコイン(BTC建て)の推移
イーサリアムは、大型アップデートを7月末に控えていることもあり、ビットコインよりも上昇しやすい状況だと考えられます。
日足の25日移動平均線も5月18日以来に明確に突破しているため、今後の上昇が期待できるのではないでしょうか。