連日、ビットコインが史上最高値を更新する相場が続いています。
仮想通貨市場の時価総額は300兆円を超え、ビットコインは140兆円、イーサリアムは56兆円規模まで増加しています。
ここ最近の上昇で、ビットコインの時価総額は銀とアマゾンに肉薄することとなっています。
この背景には、10月19日から取引が始まっているビットコインETFの売買が活況であることが挙げられます。
初日の売買代金は10億ドル近くに上り、 2日目は前日よりも20%ほど増加するほどの盛り上がりを見せています。
そして、史上最速で運用資産が10億ドルに達したファンドとなったようです。なお、これまでの最速は、金のファンド(SPDRゴールド・シェアーズ )で、2004年に取引が開始され3日で運用資産が10億ドルに達したそうです。
早くも、個人投資家に人気のETFであるインベスコのQQQの運用資産(20兆7000億円)を超えるという意見や1年後には5兆ドル規模になるのではという見方も出ています。
ただ、ビットコインETFは先物ベースでる。そのため、この資産流入ペースを維持した場合はポジションが制限され、月末までに購入できる先物がなくなる可能性もあると、 ブルームバーグのシニアETFアナリストであるエリック・バルチュナス氏はコメントしています。
ヴァルキリーにヴァンエックのビットコインETFも承認されていますが、いづれも先物ベースであるため、同様の問題に突き当たる可能性があります。
それぞれのETFに分散すれば、この問題は免れるかもしれませんが、ここまで運用資産が増加することは発行体も気づかなかったということではないでしょうか。
ビットコイン投資家の皆様は、トレーディングビューや米国株を扱う証券会社でビットコインETF(BITO)の売買代金をチェックしてみてください。
なお、プロシェアーズのビットコインETFはマネックス証券やサクソバンク証券でチャートの確認はできるようですが、まだ取引はできない模様です。