4月18日に、BTCBOXがドージコイン(DOGE)の取り扱いを開始すると発表しました。国内でドージコインが取引できる初の取引所となり、ホワイトリスト入りすることになります。

ドージコインとは、インターネット・ミームであるドージの柴犬をモチーフとした仮想通貨(暗号資産)です。ライトコインのソースコードをベースにしていますが、ブロック生成時間はライトコインの2分30秒に対して約1分となるように設計されています。

ドージコイン(DOGE)の概要

創設者 ビリー・マーカス、ジャクソン・パーマー
発行開始 2013年12月6日
時価総額 約2兆4000億円(2022年4月20日時点)
コンセンサスアルゴリズム Proof of Work (PoW)
ウェブサイト https://dogecoin.com/


ドージコインは、テスラCEOのイーロン・マスク氏のお気に入りの仮想通貨であることでも知られており、知名度は抜群です。昨年、イーロン・マスク氏があおりにあおって8万円の高値を付けました。 

1日の売買代金は1200億円程度あり、トロン(TRX)と遜色ありません。

使用用途があるのかという疑問はありますが、個人投資家に人気のある仮想通貨であるため、国内での取り扱いをきっかけに盛り上がる可能性があります。

注目トピックス

週明けに、米国の確定申告の期間が終了し、米国株を筆頭に仮想通貨相場も盛り上がるのではないかという声が高まっていました。確定申告を終えた再投資が行われているのか、結果的に相場は上昇しておいます。

そんななか、筆者の気になるニュースを紹介します。

  • DeFi関連のBeanstalkで大規模な資産流出被害、約230億円か
  • ビットコインの難易度調整、わずかにマイナス調整へ 200EH/s維持
  • カナダの最大手取引所BitBuyを買収したWonderFiが大手Coinberryを買収
  • マイクロストラテジー社、BTCを買い増す意向、役員報酬もBTC払いに
  • コインベースから3万BTC(約1500億円規模)出庫、超大口の購入か
  • バイデン大統領がリップル社の元顧問マイケル・バー氏をFRBの銀行規制担当副議長に指名

先日のアクシーに続き、DeFiでの大規模な資産流出が起こりました。

管理面で資産流出した際の対応が遅れがちになってしまうという問題などがあり、今後、DeFi関連の新規サービスや投資に影を落とすことになりそうです。

需給面でいえば、マイクロストラテジー社とLUNA財団が毎週数百億円規模の購入を行っています。LUNA財団は、4月に6000BTC以上も購入しており、現在の保有数は4万2533BTCとなっています。

また、米大手取引所であるコインベースでは3万BTCの購入観測もあるなど、大口投資家が買いに転じている様子が伝わってきます。


米国の仮想通貨法案の進展面では、リップル社の顧問だった人物がFRBの銀行規制担当副議長に指名されました。これにより、フレンドリーな法律が制定されるのではないかと期待されています。

なお、元リップル社の顧問ということもあってか、このニュースが流れた日にはリップルの上昇にもつながりました。

4月に入ってから仮想通貨の相場は軟調でしたが、ここから盛り上がっていくかもしれません。