ポイント
・2万ドル台でもみ合い
・FRB議長証言2日目「不況入りは不可避でない」でややポジティブ
・本日は3四半期末のオプション・先物期日集中日
・過去2回はオプション期日と先物期日の間に上昇、その前は下落
昨日のBTC相場
昨日のBTC相場はもみ合い推移。概ね2万ドル(約270万円)割れでサポートされるが、2万1000ドル(約285万円)近辺では上値を抑えられ、狭いレンジでの取引が続いていた。
注目の米上院でのFRB議長証言では、冒頭のテキストでサプライズがなく、米株が小反発、BTCも上昇したが、2万1000ドルを前に上値を抑えられ、その後の質疑応答でリセッション(不況)入りする可能性を認め、ソフトランディングが容易でないとの認識が示されると、2万ドルを割り込んだ。
しかし金曜日に大規模期日を迎える2万ドルのオプションストライクの影響もあって2万ドル割れ水準でサポートされると、中国株の反発などもありじりじりと値を戻した。
米下院での証言でFRB議長はインフレに対するFRBのコミットは「無制限」だとインフレ抑制を優先する姿勢を鮮明にし、同じ頃ボウマンFRB理事が7月FOMCでの75bp利上げを支持するとしたことも嫌気され、BTCは再び2万ドルをトライした。
しかし、質疑応答で議長が不況に陥ることが不可避だとは思わないとしたことを機に市場は下げ止まると、証言自体を無事乗り越えたこともあり米株が反発、BTCも上昇に転じた。
その後、Moody’sがCoinbaseを格下げ、一時BTCもやや値を下げたが、足元では2万1000ドル近辺に値を戻している。
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