ビットコイン、本日の雇用統計後の展開を占う

筆者: 松田 康生

ポイント

・レンジ内(2万2000~2万5000ドル)で上値の重い展開
・BlackRockとCoinbaseの提携という大き目のヘッドラインも上がり切れず
・米雇用統計はどちらかと言えば売り方向に反応しそう
・ただこの週末は中国の対応に注目が集まり、雇用統計後も様子見姿勢が続きそう

昨日のBTC相場

昨日のBTC相場はレンジ内でのもみ合いも上値の重い展開。2万4000ドル(約320万円)手前で上値を抑えられると、2万2000ドル(約290万円)台に値を下げている。

ペロシ米下院議長訪台でリスクオフ気味に2万2000ドル台に値を下げたBTC相場だが、3日同氏が無事台北に到着するとBuy the Fact気味に買戻しが優勢となった。

中国の対抗措置も一部の食料品や建築資材の禁輸と6か所にわたる軍事演習で、強硬ながらも抑制が効いた対応だったことも相場をサポートしたか。

BTCは2万4000ドル手前で上値を抑えられるとCoinbaseの接続不良やソラナでの大量流出などを嫌気して2万3000ドル近辺に値を落とした。

その後、中国による軍事演習のヘッドラインが伝わる中、様子見姿勢からか動意の薄い展開が続いた。

そうした中、BlackRockがCoinbaseと提携し、顧客への暗号資産提供すると発表され、Coinbase株がオープン直後に前日比で4割以上上昇したが、その後、上値を抑えられると、米株の反落もありBTCはじりじりと値を下げた。

結局、Coinbase株は前日比約1割のプラスに止まり、クローズ後に発表されたジャック・ドーシー氏率いるブロック社(旧スクエア)の決算を受け時間外取引で同社株が6%下落する中、BTCは上値が重い展開が続いている。


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※本記事の意見や予測は、筆者の個人的な見解であり、金融商品の売買を推奨を行うものではありません。
投資にあたっての最終決定はご自身の判断でお願いします。

松田 康生

松田 康生

楽天ウォレットシニアアナリスト|東京大学経済学部 国際通貨体制専攻 三菱UFJ銀行・ドイツ銀行グループで為替・債券のセールス・トレーディング業務に従事。2018年より暗号資産交換業者で暗号資産市場の分析・予想に従事、短国・レポ・為替・米国債・欧州債・MBSと幅広い金融市場に精通

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