ポイント
・2万1000ドル割れまで下落
・一目の雲の上限上抜けに失敗、逆にした抜けした格好
・26日のパウエル議長公演が決まり、市場の楽観の巻き戻しが入った格好
・先物市場ではまだ利下げを織り込んでおり、まだ調整余地はありそう
週末のBTC相場
週末のBTC相場は大きく下落。2万3000ドル(約315万円)台から失速、2万2000ドル(約300万円)を割り込むと、2万1000ドル(約285万円)割れで下げ止まった。
インフレのピークアウト観測や景気悪化を示す指標から、景気減速による利上げペース鈍化期待により堅調に推移していた米株やアルトコインの上昇を受けて、BTCは底堅く推移していた。
一目均衡表の雲の上限と100日移動平均線が重なる2万5000ドルを何度かトライしたが、一旦上抜けに成功するも上値を抑えられていた。
すると、2000ドルにタッチしたETHが失速、堅調だったDogecoinなどもピークアウト、BTCもじりじりと値を下げていった。
金曜日未明にブラード・セントルイス連銀総裁が9月のFOMCでは75bp利上げを支持するとし、米株の重石となったが、アジア時間に入り、米株先が失速すると、BTCではロングの投げが発生、一目均衡表の雲の下限を割り込んだ。
さらにバーキン・リッチモンド連銀総裁は、インフレが2%になるまで景気が後退しても利上げを継続するとコメント、米株が値を下げると、BTCも下落を続けた。
米FDICがFTX USなどに預金保険対象であるかのような説明をやめるように勧告したことも嫌気され、BTCは2万1000ドルを割り込んだが、なんとかこの水準で下げ止まっている。
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