ポイント
・2万1000ドル台でのもみ合い
・引き続き、26日のパウエル議長講演に向け、市場の楽観に修正が入る展開
・ジャクソンホール前後の中銀関係者の不規則発言に注意
・FF先物の利下げ織り込みは後退、リスクオンの巻き戻しも一巡か
昨日のBTC相場
昨日のBTC相場は安値圏でのもみ合い。週末に2万3000ドル(約315万円)台から失速、2万1000ドル(約285万円)割れでサポートされると、概ね2万1000ドルから2万2000ドル(約300万円)での推移に終始した。
先週、ジャクソンホールでのパウエル議長講演が26日に決まると、楽観的な市場な見方に修正が入るとの警戒感から徐々にリスクオンの巻き戻しが広がり、BTC市場も2万1000ドル割れまで修正が入った。
その後、CME先物のオープンに向けてBTCはやや持ち直したが、米株先がオープン後に値を下げると、BTCも上値を抑えられた。
アジア時間に入ると16日の利下げが不十分との批判もあった中国当局が追加利下げに踏み切ったが、大きく下げて始まっていたアジア株の戻りが鈍い中、欧州株がオープン後大きく値を下げると、BTCは再び2万1000ドルを割り込んだ。
同水準でサポートされると安寄りした米株をよそにBTCはじりじりと値を戻していたが、サウジの石油相が「OPECプラスの決意を強める」と減産を示唆、原油価格が反発、インフレ懸念から米株が更に値を下げる中、BTCは再び2万1000ドル近辺に値を下げた。
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