ポイント
・19,000ドル台に回復
・木曜日の円買い介入はドル売りでBTCにポジティブ
・金曜日の英減税・トリプル安でリスクオフが広がる
・その結果、FRBのタカ派姿勢がむしろ好感される
連休中のBTC相場
連休中のBTC相場は底堅い展開。1万8000ドル(約260万円)から1万9000ドル(約275万円)台に回復すると、その後は同水準でのもみ合い推移を続けた。
木曜日早朝のFOMCでの利上げ幅は予想通り75bpとなったが、将来のFF金利を予想するドットチャートが予想以上に高い水準だったことを受け米長期金利が上昇、BTCは1万8000ドル前半に値を落とした。
1万8000ドル台前半で下げ渋ると、政府日銀が円買い介入を実施、ドル売りが波及し、BTCは1万9000ドル台を回復した。
金曜日はトラス英新政権のクワーテン財相が減税と国債発行増を発表、英2年債金利は50bp上昇、ポンドは37年ぶりの安値を付けるなど、トリプル安が発生、世界中のリスク資産に売りが入った。
米株も続落、BTCも1万8000ドル台に下落したが、Fed Listenというイベントでパウエル議長やブレイナード副議長らが従来のタカ派なメッセージを繰り返したことが、むしろ市場の好感を呼び、引けにかけて米株は反発、BTCも1万9000ドル台を回復した。
週末は1万9000ドルを挟んでの小動きに終始、今朝方CME先物オープン時に小さな窓を開けて下落したが、すぐさま反発し、窓は埋められている。
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