ポイント
・一時2万2000ドル割れ
・パウエル議長はドットチャート上方修正と利上げ加速の可能性指摘
・3月50bp利上げ織り込みが3割から7割に上昇
・本日の下院証言で下押しの可能性残るが、底値は近そう
昨日のBTC相場
昨日のBTC相場は上値の重い展開。2万2000ドル(約300万円)台半ばでのもみ合いが続いていたが、未明から今朝方にかけて一時2万2000ドルを割り込んだ。
シルバーゲート株の暴落を受けた動揺が一巡しつつある中、パウエル議長の議会証言を前に各市場とも様子見姿勢が強まる中、BTCも2万2000ドル半ばで動意の薄い展開が続いた。
退屈な類人猿(BAYC)シリーズで大ヒットを飛ばしたYuga LabsがBTCチェーンを使ったNFTシリーズの入札を実施。288名が約2-7BTCで落札したと伝わり、NFT人気の復調を感じさせたが、BTC市場への影響は限定的だった。
パウエル議長は上院銀行委員会での証言冒頭で、最終的な利上げ水準の引き上げの見通しと、必要であれば利上げペースを加速する可能性に言及、BTCは一時2万2000ドルを割り込んだ。
しかし、一時4%に上昇した米10年債金利が反落、ブラウン委員長が雇用への配慮を求め、議長も3月FOMCでの利上げ幅決定前に重要な経済指標があるとコメントすると、BTCも2万2000ドル台に値を戻した。
また、グレイスケールのBTCファンドGBTCのETFへの転換をSECが認めないことを不服とした裁判で、裁判所はSECが先物ETFを認めながら現物ETFを認めない姿勢に疑問を呈し、GBTC価格が上昇する場面も見られた。
しかし、3月FOMCでの50bp利上げの織り込みが7割にまで上昇。米株も大きく値を下げる中、BTCは上値を重くし、今朝方、何度か2万2000ドルを割り込んだ。
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