ポイント
・大きく下に行って来い
・利下げ否定発言で下げたが、金融引き締めの出口が見えたことを好感
・イエレン財務長官も必要とあれば追加措置認める
・SECの暗号資産への攻撃は激しさを増すが、市場はコインベースに同情的か
昨日のBTC相場
昨日のBTC相場は反発。昨日早朝に2万9000ドル(約385万円)手前で跳ね返されると、2万6000ドル(約345万円)台まで失速したが、昨晩から未明にかけて反発、再び2万9000ドルをトライするなど、大きく下に行って来いの展開となった。
昨日早朝のFOMCで予想通り25bp利上げとなったが声明文やドットチャートの内容がハト派だったとしてBTCは2万9000ドルをトライするもあと100ドル足らずで跳ね返されると、続く記者会見で議長が年内利上げを否定、上院公聴会でイエレン財務長官が預金の全額保護を否定すると銀行株が下落、更にSECがTRON創始者ジャスティン・サン氏らを訴追したことを嫌気し、2万6000ドル台まで下落した。
その後、BTCは2万7000ドル台に値を戻すも、SECがコインベースに証券法違反で訴追する可能性があるとの予告を発行したことが伝わると、BTCの上値は抑えられた。
一方で、為替や債券市場はFRBの予想に従っても利上げはあと1回で、長く続いた金融引き締めが終了するとの観測からドル売り・金利低下が続く中、BTCはじりじりと値を戻した。
米株が上昇してオープンすると、アルトコインが上昇、BTCも2万8000ドルを上抜け、再び2万9000ドル手前まで上昇した。昨年破綻したテラプロジェクトの創始者ド・クオン氏がモンテネグロで逮捕されたの報も若干影響したか。
その後、SECが投資家に対し暗号資産投資のリスクを警告する文章を発表。BTCはやや上値を抑えられたが、イエレン財務長官が下院の公聴会で必要であれば追加の預金保護措置を取るとしたことが好感され、2万8000ドル半ばでの取引となっている。
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