ポイント
・2万6000ドル半ばから反発
・XRP上昇で若干連れ高
・SECの強硬姿勢に加え、英議員のギャンブル扱い発言を嫌気
・米大統領の債務上限交渉楽観視で切り返す
昨日のBTC相場
昨日のBTC相場はもみ合い推移。2万7000ドル(約370万円)近辺から、2万6000ドル(355万円)台半ばに値を落としたが、2万7000ドル台半ばに反発した。
ゲンスラーSEC委員長が多くの暗号資産業者が規制を順守していないとし、さらに裁判所が命じたコインベースへの回答を拒否するなど、SECの暗号資産業界に対する頑なな態度を嫌気し、BTCは2万7000ドルを割り込んだ。その後は、債務上限交渉が不調に終わった一方で当事者が楽観的な見方を示したこともあり、しばらく2万7000ドル近辺での取引が続いた。
朝方、XRP裁判で判事がETHを証券に該当しないとした経緯などが記されたヒンマン文書を非公開にすべきとのSECの申出を、却下したことが好感されXRPが急上昇。LTC20が好感されているLTCも上昇する中、BTCは連れ高となり2万7000ドルを回復した。
その後は、英下院議員が暗号資産をギャンブルとして規制すべきとしたと伝わると、BTCは26,000ドル台半ばまで値を落とした。しかし、テザー社が純利益の最大15%を定期的にBTC購入に充てるとし、またバイデン大統領が債務上限交渉での合意獲得に自信を示すと米株が上昇、BTCは切り返した。
コインベースで一時停止していたステーキング報酬の支払いが再開したことも好感され、BTCは2万7000ドル台半ばまで値を戻している。
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