ポイント
・2万6000ドル台に反発
・バイナンス、オランダ撤退・フランス当局捜査
・FRB高官タカ派発言続く
・SECとFOMCのショックをこなし、買い戻し入った形か
週末のBTC相場
週末のBTC相場は反発。金曜日未明に2万4000ドル(約340万円)台から2万5000ドル(約355万円)台に切り返し、土曜日未明に2万6000ドル(約370万円)台に乗せると2万6000ドル台後半まで値を伸ばした。
タカ派なFOMCやテザー不安などを受けてBTCは2万4000ドル台に値を落としていたが、ブラックロックによるBTC現物ETF申請を受けて2万5000ドル台に値を戻していた。
金曜日はバイナンスがライセンス取得できずオランダから撤退。フランス当局から捜査を受けているといった報道やロビンフッド、eToroに続きBakktもソラナやカルダノ、マティックと言ったSECに証券と名指しされた銘柄の取扱いを停止するなど、ネガティブなヘッドラインが続いた。
さらに、ウォラーFRB理事が一部銀行の経営不安で金融政策に変更があってはならないとし、リッチモンド連銀のバーキン総裁が追加利上げを示唆するなどFRB高官のタカ派発言が相次ぎ、一時BTCは値を落とした。
しかし、2万5000ドル台前半で下げ渋ると、2万6000ドル台に反発。売り材料に下げ渋ったことを受けたショートの買戻しや大口の成り行き買いの噂などが出回った。材料的にはブラックロックのETF申請の詳細が出回り、承認を期待する声が広がったことやテザー価格の持ち直しなどが指摘される。
さらに、Binance USとSECが同社資産を米国内で管理することで合意、同社資産の凍結命令が撤回されたことで2万6000ドル台後半に値を伸ばした。その後は動意の無い取引が続き、今朝方はCME先物の窓埋め方向に若干値を下げている。
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