ポイント
・3万3000ドル台半ばに値を下げるも、3万4000ドル台半ばに切り返す
・イスラエルのガザ侵攻を受け、当初売られるも、その後切り返す
・ネタニヤフ首相は「第2段階」と表現、BTCはじりじりと値を伸ばす
・今週後半にFOMC・雇用統計を控え、前半はレンジ取引か
週末のBTC相場
週末のBTC相場は引き続き高値圏でのもみ合い。一時3万3000ドル(約495万円)台半ばに値を下げるも切り返すと今朝方は3万4000ドル台半ばに値を戻すなど、3万4000ドルを挟んでのもみ合い推移を続けている。
先週に入りBTCは3万5000ドル台で上値を押さえられ、3万3000ドル近辺でサポートされると、金曜日に入るとオプションストライクの影響が強まり3万4000ドルを挟んでの小動きとなった。材料的には、米軍がシリアのイラン軍施設を空爆したと発表した一方で、カタールの仲介で人質解放交渉が進展していると同国のアルジャジーラが伝えるなか、BTCは一進一退を続けていた。
注目のPCEコアデフレーターもほぼ事前予想通りとなり、市場への影響は限定的だった。CME先物10月限の最終取引時間を過ぎると、3万3000ドル台半ばに失速した。しかし、ガザ地区への攻撃が激化し、地上侵攻が近いとの見方から金やスイスフランに「質への逃避(Fly to Quality:FTQ)」買いが集まるなか、BTCも切り返した。
国連総会で即時停戦決議が採択されたが、イスラエルが反発。程なくして、NYタイムスが同国軍が人質解放交渉が頓挫し地上侵攻の拡大を認めたと報じると、BTCは3万4000ドル台を回復した。
日本時間の日曜日早朝に、ネタニヤフ首相も作戦は「第2段階」に入ったとコメントするなど、実質的に地上戦開始を認める中、BTCは3万4000ドル台半ばにじりじりと値を伸ばしている。
【目次】
・今日の見通し|本日のBTC相場は引き続きもみ合い推移か
【必見】ビットコインのレバレッジ取引で利益を出すために知っておきたいポイント
・ビットコインのレバレッジ取引は楽天ウォレット|おすすめポイントや口コミを紹介