ポイント
・大きく上下に振れた後、3万7000ドルを挟んでのもみ合い
・FTX関連の売りをこなしているとの見方からSOLが大きく上昇
・Moody’sが米国債の見通し引き下げ、下院からつなぎ予算案出るも前途多難
・今週はCPI、政府閉鎖とどちらかと言えば相場に水を差しかねない材料が多いか
週末のBTC相場
週末のBTC相場は高値圏でのもみ合い。金曜日未明に3万8000ドル(約575万円)手前まで急騰するも3万6000ドル(約545万円)割れに反落。そこから切り返すと週末は3万7000ドル(約360万円)を挟んでのもみ合いに終始した。
木曜日の朝方、コインデスクがSECがグレースケールとETFに関して協議を始めたと報じるとETF承認期待が高まり、さらにブラックロックがETHのETFを申請すると伝わると、BTCは3万8000ドルにあと数十ドルに迫った。
しかし、長期金利上昇によるリスクオフもあり反落すると、今度は3万6000ドル割れに失速した。その後、3万6000ドル台を回復するも、30年債入札の不振やパウエル議長のタカ派発言などもあり上値を押さえられた。一方で、FTX関連の売りがもうすぐ一巡するとの見方からソラナ(SOL)が大きく上昇する中、BTCは3万7000ドルに値を戻した。
Moody’sが米国債の格付け見通しをネガティブに引き下げたことや、米株が堅調に推移したこともBTCをサポートした。
しかし土曜日から日曜日にかけてSOLの上昇が一服すると、BTCも一時3万7000ドルを割んだ。米下院からつなぎ予算案が公表されると18日からの政府閉鎖回避に向けた動きと好感され、3万7000ドルを回復した。その後も3万7000ドルを挟んで一進一退の展開が続き、今朝方はほぼ金曜日の引け水準でCME先物がオープンすると、一時3万7000ドルを割り込んだが、3万7000ドル半ばに反発している。
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