ポイント
・3万7000ドル台から失速、一時3万6000ドル割れ
・連休明けのアルゼンチン市場に混乱は限定的、株式市場はむしろ歓迎ムード
・バイナンスがマネーロンダリング認め43億ドルの罰金
・CZ氏の退任で米当局と和解
・米国内の規制強化派が勢いづく、感謝祭前のポジション調整も
昨日のBTC相場
昨日のBTC相場は上値の重い展開。昨日未明に3万7000ドル(約550万円)台後半で上値を押さえられると、今朝方3万6000ドル(約535万円)近辺に値を下げている。
アルゼンチンの大統領選で中銀廃止・ドル化を主張するミレイ氏が勝利。ペソからの逃避需要が出るとの思惑で、週明けのBTCは3万7000ドル台後半まで上昇。同氏がややトーンダウンしたこともあり、一時3万7000ドルを割り込んだが、ブルームバーグが米司法省とバイナンスとの和解が近いと報じたことが好感され、3万7000ドル台後半に値を伸ばした。
大統領選の結果を受けた連休明けのアルゼンチン市場では、株が急騰。公定レートベースではペソ売りも限定的に止まり、逃避フロー期待の剥落でBTCは値を落とすと、小さな三角持ち合いのサポートアラインを割り込み3万6000ドル台に失速した。
さらに司法省が記者会見で、暗号資産関連の法執行を発表すると報じられると、BTCは36,000ドル台前半に値を落とした。しかし、ブルームバーグが会見でバイナンスとの和解が発表されると報じられるとBNBが反発。BTCも3万7000ドル半ばに反発した。
その後は、同社からの資金流出が報じられる中、BNBが上値を重くすると、WSJが同社CEOのCZ氏の退任を報じたことを嫌気し、再び3万7000ドルを割り込んだ。
ハト派なFOMC議事録で一時3万7000ドルを回復したが、この決定を受け反暗号資産軍を標榜するエリザベス・ウォーレン上院議員が規制強化を訴えたこともあり、今朝方BTCは3万6000ドルを割り込んでいる。
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