ポイント
・一時3万8000ドル乗せ・ガザ一時停戦
・人質交換始まる、ハマスは停戦期間の延長を提案
・GBTCのネガティブプレミアム縮小
・もしETFが承認されれば4万ドルトライ、その後、失速するイメージか
週末のBTC相場
週末のBTC相場は高値圏でのもみ合い。金曜日未明に3万7000ドル(約550万円)割れから切り返すと、土曜日未明に一時3万8000ドル(約565万円)台に到達、年初来高値を更新。その後は3万7000ドル台での推移が続いた。BTCは木曜日に3万8000ドルトライに失敗すると、金曜日未明にかけて3万7000ドルを割り込んだ。
しかしカタール政府が24日からガザ地区での一時停戦が開始すると発表すると、3万7000ドルを回復。日本時間の午後2時から停戦が無事スタートすると、BTCはじりじりと上昇した。このリスクオンの流れの中で、月末のデリビットのオプションカットからCME先物期日に向けて相場が動き易い時間帯に入ると、3万8000ドルにワンタッチした。
さらに、予定通りハマスがイスラエル人の人質を13人解放、それとは別にタイ人らの人質11人を解放したと伝わるとBTCは上昇。CME先物11月限の最終取引時間に向けて、3万8000ドル台半ばに値を伸ばした。しかし、期日を過ぎて3万7000ドル台に失速すると、しばらく3万7000ドル台後半でのもみ合い推移が続いた。
日曜日から月曜日未明にかけて、イエメン沖でタンカーが拿捕され緊張が走るとBTCは3万7000ドル台前半に値を下げた。その後は、第3弾の人質解放が行われ、またハマス側から停戦延期が提案されイスラエル側が協議に入ったと伝えられる中、BTCはCME先物オープンに向け3万7000ドル台後半に上昇、オープン後はやや失速している。
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