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マウントゴックス社によるビットコイン売り再び?

筆者: 菅原 文太

マウントゴックス社によるビットコイン売り再び?

先週末辺りから、マウントゴックス社のビットコインの動きが活発になってきております。

同社のビットコインですが、下記サイトから誰でも確認・追跡する事が可能です。

参考:MtGox Cold Wallet Monitor - CryptoGround

 

監視サイトCryptoGroundの見方を簡単に説明いたします。

項目名 意味
MTG CW Adress 対象アドレス
Total BTC amount アドレスに保管されているBTC量
Remaining BTC amount BTC残量
Status ステータス
BTC variation 移動量
Last transaction CEST 発生日時

 

ビットコインが動いたかどうかは「BTC variation」で判断します。赤字が直近動いたもののようです。

動いた日は「Last transaction CEST」で確認。CESTなので表示時間から7時間足すと日本時間になります。

「MTG CW Adress」はビットコインが追跡できるサイトBlockchain.infoにリンクされており、クリックするとアドレスの履歴を追跡する事が可能です。

BTC variationが赤くなっている行のMTG CW Adressをクリックすればアドレス追跡が出来るという訳です。

 

筆者にてビットコインを追跡したところ、複数のビットコインアドレスが次の1つのアドレスに集約されている事が分かりました。

3DzSVk4veMCkNbNT9CdETeE26uWxmNbBnD

ここが中継地点となって複数のビットコインアドレスへ再度送金されているようです。

ウォレット残額をグラフで見ますと、約2000BTCペースで出し切っては補充を繰り返しているように見えます。

出所:blockchain.info

 

送金先が取引所ウォレットかどうかは分かりませんが、無意味な移動を頻繁に行う事は考え難いため、売るために取引所等に送金していると考えた方が自然ではないでしょうか。

このグラフが動いている時は念のため警戒しておきたいです。

 

今年以降、「マウントゴックス」「管財人による売却」などのキーワードを目にする事が増えてきました。また、これらのキーワードに反応する投資家も多いように感じます。

管財人のQ&Aでは「市場に影響を与えないよう工夫して売却している」との事ですが、本当でしょうか。

GOXウォレットの動きが話題に上がる度に相場動きますよね。(気のせいでしょうかw)

参考:マウントゴックス、430億円相当の仮想通貨を売却

 

GOXが下落の犯人と決めつける事は出来ませんが、下落に繋がっている可能性は否定できないでしょう。

こういうものは事実かどうかは別として、多くの投資家が気にしている→全体的に弱気ムードになる→(GOX等から)実際の売り→売りが加速するという図式を作ってしまいます。

管財人は過去の発言で可能な限り高値で売るとも言っていますから、上がるたびに売られる恐怖があり、より買い意欲が削がれる状態となっております。

これを打開するには、何か大きなニュースが欲しいところですが今のところありません笑

 

そんなマウントゴックスが管理するビットコインですが、残額をご存知でしょうか。執筆時点で彼らが管理しているビットコインはおよそ13万BTC(約1220億円)です。

たまに、「マウントゴックスのBTC残額は規模は大手Binanceの一日の取引量である17万BTCより遥かに少ないので一日で吸収できる、大した事ないだろう」と楽観する投資家を見かけますが、その17万はあくまで多くの投資家で売買をこなした総量です。

売りオンリーの超大玉と一緒にしてはいけないと考えます。

出所:Coinhills

 

この売りはいつまで続くのでしょうか。裁判所命令に基づいて対応されていますので国次第でしょうか。

先ほどの管財人のQ&Aには、一部の債権者が民事再生手続きの申し立てがあったと言います。

現在の破産から民事再生側に方針が変わった場合は、債権者や投資家にとって明るい方向へ進んでくれる事を祈ります。

 

 

各国のビットコイン価格では、日本が最も安い

さて、世界各国のビットコイン価格はご存知でしょうか。

これまでビットコイン価格は韓国>日本>欧米とされてきましたが、執筆時点では日本が一番安いです。

先述の弱気ムードが蔓延しているのでしょうか。この価格順はあまり見られません。

出所:ビットコイン相場.com

 

海外では3月のG20以降規制が一服し、締め付けよりも課税等規制の見直しや仮想通貨の店舗決済サービス採用などが増加傾向にあります。

英国では法定通貨を扱う取引所が仮想通貨に参入してくるなど、業界全体が明るいムードです。

参考:英国、法定通貨取引所LMAXが仮想通貨取引に参入

 

日本の弱気ムードに対して、海外の明るいムードである事。これらが海外が日本を追い越した理由かもしれませんね。

日本ではマウントゴックスの売り圧はもちろん、金融庁の仮想通貨業者処分発表もまだです。しばらくトンネルの中を進みそうです。

 

それでは。

 

※本記事の意見や予測は、筆者の個人的な見解であり、金融商品の売買を推奨を行うものではありません。
投資にあたっての最終決定はご自身の判断でお願いします。

菅原 文太

菅原 文太

2017年春頃から仮想通貨投資を開始。 ビットコインやアルトコインのほか、ICOやマイニングにも興味を持つ。 仮想通貨に関わるセミナーの参加や取材なども行い幅広く活動。 その調査能力を買われ『みんかぶ 暗号資産(みんなの仮想通貨)』のライターとして採用される。 草コインが大好物らしい。

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