2017年春より仮想通貨取引のサービスを開始し、約1年が経過したGMOコイン。

仮想通貨業者はほとんどが未上場であることから、その口座数や収益が不明となっています。

そんななか、8/9(木)に行われたGMOインターネットの2018年12月期中間決算の決算説明会において、口座数や収益、その内訳を知ることができましたので、その内容をまとめたいと思います。
※画像は決算説明会のPDFを掲載

決算発表で分かった取引所、マイニング事業のデータ

仮想通貨事業全体の過去1年間の売上げは約26億円。

直近では、仮想通貨取引所GMOコインが黒字化し、2018年Q2では5.5億円の利益。

マイニング事業はビットコイン価格の下落にも関わらずハッシュレートが上昇していることから3.6億円の赤字となっています。

GMOコイン

gmoコイン

仮想通貨の取引所で、主にビットコインFXをメインとするGMOコインの口座数は1年間で17万口座を獲得。

2007年4月からスタートした同グループの店頭FXサービスであるFXネオの口座数は現在54万口座ありますが、サービス開始後の1年間での口座獲得数は1万3000口座でした。これと比較すると、10倍以上ものペースでの獲得したこととなります。

現在、収益体制のチューニング中であり、2018年Q1での損失は仮想通貨を保有していたことにより、価格下落で評価損を出してしまったことが原因。

現在は仮想通貨を保有する運営方法をやめたことにより、市場が低迷しているなかでも収益を上げることができたようです。

 

決算説明会では8月15日に仮想通貨の取引所方式のサービスを開始するとのことでしたが、ホームページを確認すると日程を変更し、後日あらためてサービス開始日については案内するとしています。

販売所方式の取引所では流動性は関係ないぶん、取引の透明性が損なわれることから、筆者としても板が見れる取引所方式の開始を待ち望んでいるところです。

今後の広告戦略としては、毎月1.5-2億円の広告費を掛けるとのことですが、テレビCMなどの大規模広告は行わないとのことでした。

貸仮想通貨にアルトコインのFXなど、他社にはない仮想通貨取引サービスを運営するGMOコインですので、今後に期待が掛かりますね!

マイニング事業

gmoマイナー

GMO-Z.comのマイニング事業は現在赤字となっています。

しかしながら、ハッシュパワーはマイナー全体の1%を獲得しているほどで、資料を確認すると7月には568BTC、日本円にして5億円近いBTCをマイニングしていました。

出所:GMOインターネット

2018年Q1では6.1億円の売り上げに対して1.9億円の利益が出ていたようですが、市況の悪化には勝てなかったようです。

また、収益を圧迫している原因の一つとして、過去に自社以外のマイニングマシンを調達していた際の価格差があったようです。現在6万円のマイニングマシンが12月には26万円で販売されており、それが混ざっていたことが影響しているとのこと。

一度購入したマシンを変更することができないために、電気代を下げることとマイニングマシンの販売で収益をあげることにシフトしています。

電気料金に関しては、日本では22円/kwですが、GMOがマイニングを行っている北欧では5~7円/kwの調達が可能。さらに1-2円/kwの電力価格もあり、そちらへシフトし収益体制を整えるようです。

また、マイニングマシンの販売に関しては非常に好調であり、世界80カ国、千数百件のマイナーから問い合わせがきているといいます。

マイニングマシンの価格は1台約1999ドル(約22万円)となっており、最初に販売したマシンであるGMO miner B2が完売したことから、今後も大きな売り上げを獲得することが期待できます。

マイニングに関しては中国勢、特にBITMAIN社が30%程度の大きなシェアを獲得していますので、マイニング事業に参入している国内3社(GMOグループ、SBIグループ、DMMグループ)に頑張ってもらいたいですね。

なお、決算説明会に様子はyoutubeで視聴することができます。

 

目先は、ビットコインETFの承認時期の延期により低迷している仮想通貨市場。

しかしながら、世界的にも口座数は伸びており、新規マネーの流入は着実に進んでいます。

国内のみなし業者の本登録も秋にはなされるとみられており、今後の仮想通貨業者の競争は激化していくと思われます。

仮想通貨取引がより良くなるように、株式、FX、CFD取引で長い経験のあるGMOグループに日本の仮想通貨事業を引っ張っていってほしいですね!

スマホアプリでビットコインFXができるGMOコイン