Lisk(LSK)は2018年にcore1.00β版へのアップデート、bitFlyerへの上場という大きな材料がありました。
さらに11月の半減期(マイニング報酬の減少)を迎えるなどプラス材料の多い通貨です。Liskは、イーサリアムと同様にスマートコントラクトを備えており、分散型アプリケーションのプラットフォームとして稼働しています。
今後、Liskのcoreのアップデートが進んだ場合、イーサリアム以上に仮想通貨市場に影響を与える可能性があると言えます。
では、今回は10月5日にリリースされた 新アプリ「Lisk Mobile」がどのような可能性を有しているのか考察していきます。
「Lisk Mobile」の概要
Lisk Mobileは、Android・iPhoneで使用できるスマートフォンアプリです。Liskネットワークに直接アクセスしたうえで、ウォレットと同様に 送金・受取が可能となっています。
Liskアドレスを新たにつくることにはなるものの、Liskを取引所で管理するよりも手軽に使用できるのが利点です。
今後は生体認証や匿名モードの追加なども予定されています。
つまり、Liskは取引所による管理ではなく、Lisk Mobileによる一括管理が可能となり、プライベートな情報を秘匿にする機能も追加されるため、仮想通貨をホールドする場合は非常に適したアプリとなり得るでしょう。
くわえて、Lisk のプラットフォーム内通貨であるLSKの付与も今後予定されています。この仕組みとしては、CARDANOのウォレットであるウロボロスと同様にアプリの使用者に対して利益が発生するシステムです。
プラットフォームとしては、イーサリアムと同様の機能性を有しており、現時点ではスケーラビリティはイーサリアムよりも優れています。そして、Lisk Mobile の登場によってLisk の使い勝手は格段に上がり、ブロックチェーン分野において強い影響を与える位置にあると言えそうです。
今後の考察
開発陣がLisk Mobileのリリースができたということは、Liskの開発が継続して続けてられていることの裏付けと言えます。
現在Liskはメインネットに移行し、次のアップデートを控える段階に入っています。イーサリアムと似た機能を有していることから、Liskのネットワーク上にDappsが作成されることも予想されます。
また半減期においては、ビットコインやモナコインのように価格が高騰することが予想されます。Liskの半減期は、マイニング報酬が減少する特殊なシステムであり、マイニング報酬が文字通り半減するビットコインなどの半減期とは性質が異なります。
まとめると、Liskは継続的に開発を進めているブロックチェーンであり、今後の大幅なアップデートも期待できます。
投資判断の一つの基準としては、11月に予定されている半減期です。半減期を迎えた時にLiskをホールドしているか、事実売りが出る前に売却するか見定めることが重要となりそうです。
参考:Lisk(LSK)の価格情報(LSK/JPY)、(LSK/BTC)
※本記事の意見や予測は、筆者の個人的な見解であり、金融商品の売買を推奨を行うものではありません。
投資にあたっての最終決定はご自身の判断でお願いします。