2017年1月時点で、日本でビットコイン決済ができる店舗は4千店舗ほどといわれています。
しかし、これが世界レベルになると何十万店舗もあるようです。
日本ではマウントゴックス社の事件があった影響からか、ビットコインの普及に時間が掛かったことが影響してそうです。
日本人消費者側からすると、ビットコイン決済のメリットは正直ないと言って良いでしょう。
しかし、訪日外国人の方はどうでしょうか。
ドルやユーロでの決済はできないものの、ビットコインでの決済ができるとなると、わざわざ日本円に両替しなくても良くなります。
お店側としても、導入コストはタブレッド1つあれば良く、決済手数料もクレジットカード(3%程度)と比べて1%と安くなっています。
そこで、今回は日本のビットコイン決済ができるお店を紹介したいと思います。
家電大手のビックカメラも参入!
まずは実店舗から。
ビットコイン決済を導入しているお店の多くは、個人経営に近い小規模店舗が多く、特に飲食店が目立ちます。しかし、今年になり法案の施行を受けて大手業者も続々と参入してくる雰囲気となっています。
その証拠に、JBA(日本ブロックチェーン協会)には大手小売りチェーンなどが名を連ねています。
銀座沼津港
まず、ビットコイン決済といえばここ!というのは『銀座沼津港』です。
(沼津港のHPより)
2015年からビットコイン決済を導入し、多くのメディアで放送されていました。
ここへは筆者も行ったことがあり、訪日外国人の方も多く訪れておりました。
ビットコイン決済をする人数は月に60人ほどいるそうで、導入して良かったといえそうですし、何よりメディアで放送されたことが大きかったそうです。
ちなみに、こちらにはビットコインATMも設置されています。
Hackers Bar
次に、以下にも使えそう!と思える『Hackers Bar』
六本木にあるこちらのお店は、なんとハッカーがおもてなしをするバー!
ハッカーのプログラミングライブやビジネスメイキングを楽しむ空間だそうで、開発者の交流の場となっていそうです。
HPによると、「ハッカーへご要望をいただければ、お酒をお楽しみいただいている間に、それを実現してみせます。」と目を引く言葉が!
(Hackers BarのHPより)
ビックカメラ
ビックカメラは、4月7日から有楽町店と新宿東口店の2店舗で試験導入を開始しました。
決済上限は1会計につき10万円相当のビットコインまでとなっており、ビックポイントも現金決済と同じだけの付与率だそうです。
導入初日は、早速決済の利用者が複数人いたようで、そういった報道を見るとかなり手ごたえはありそうに思えます。
ネットショップ
ネットショップもビットコイン決済を導入しています。
しかし、こちらは訪日外国人も目的としているものではありませんので、筆者としては驚きです。
DMM.COM
ネット通販やビデオ・オン・デマンド事業、FX業を行っているDMM.com。
取り扱っている商品を、ビットコインでの決済が可能となっています。
同サイトは日本で30番目以内に巨大なウェブサイト、ユーザー数は1900万人もいるというので、今のところ国内でビットコイン決済ができる最大規模のサイトだといえそうです。
Bitcoinmoll
3Dメモリやデジカメからスマートフォンなどの電子機器を中心に6万点ほどを販売するビットコインモール。
ビットコインだけでなく、モナコインの取扱いもあります。
クリス
神戸で幼稚園・子供会・イベント・景品玩具、おもちゃと花火の通販を特価で販売するサイト。
なぜビットコイン決済を導入したのか気になりますので、取材してみようと思います。
急速に普及してゆくビットコイン決済は、訪日外国人の増加×ビットコインの普及によりさらに加速しそうに思えます。
ビットコインを安い時に買い付け、値上がりした時にビットコイン決済を行うと、それだけでお得になります。
そういった使い方では、日本人にもメリットはありそうですね。
今後は、これらの店舗に「ビットコイン決済を導入した理由」を取材したり、実際に決済してみようと思います。
お楽しみにどうぞ!