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本記事は、バークレイズのアナリストチームによる、疫学を用いた仮想通貨市場サイクルを基に今後の市場動向を予想する2部作の第二回目となります。 前回、「第一回 バークレイズのプライシングモデルから読み解く仮想通貨市場サイクル」では、潜在的買い手と潜在的売り手比率の不均衡(潜在的売り手の増加)が、上値の頭打ちを引き起こし、市場に投機的売り圧力をかけるメカニズムについてまとめました。
今やおなじみのRipple社がブロックチェーン系ベンチャーファンドに2,500万ドルの投資をしたことが4月12日、明らかになりました。先日の、「仮想通貨業界の逆襲?表面化する抵抗勢力と流れに乗るブロックチェーンVC」で紹介した、ブロックチェーン業界への新規キャッシュフローがここでも確認されます。
今回は4/10にBloombergが報じた、バークレイズのビットコインプライシングモデルをもとに仮想通貨市場の「サイクル」について、2部に分けて考察していきたいと思います。
仮想通貨市場は、第一四半期で時価総額をおよそ3分の1(8.3兆ドル〜2.6兆ドル)まで縮めました。G20後の「国際的規制の7月まで見送り」も、長期的な効果を市場には与えず、3/21以降緩やかな下り坂となりました。