今、日本のビットコイン取引が急成長を見せています。
ビットコインの価格は、昨年末から年始にかけて急上昇。
その後、一度は中国当局の規制による不安から急落に見舞われたものの、対ドルでは再び史上最高値を更新してきています。
BTC/USD日足チャート
(出所:Investing.com)
日本国内での口座数の数も急激に上昇してきており、最大手のbitFlyerのユーザー数は40万を突破しています。
FX会社の最大手であるGMOクリック証券のFXネオの口座数が47万口座であることを考えると、これは驚異的な数と言えるでしょう。
リーマンショック以前の2005年以降、日本で一大FXブームが巻き起こり、外国為替市場にミセスワタナベと呼ばれるようになった日本人投資家が席巻。
日々、東京時間にドル円をはじめとするクロス円を買いまくり、海外投資家を圧倒したという時期がありました。
今のビットコイン市場は、その時期に当たるのではないかと感じています。
というのも、現在ビットコイン取引高の9割ほどは中国が占めています。
世界の月間取引高(日本円換算、単位:億円)
(出所:Bitcoin日本語情報サイト)
ビットコインは年初に高値を付けた後に、中国の取引所規制などの報道で度々急落が発生しています。
しかし最初の急落を除いて、1万円以上もの急落が発生した後でも数時間もあればほぼ元の価格に戻っています。
これは、まさにドル円をひたすら買いまくったミセスワタナベが、今度はビットコインをひたすら買っているということなのではないでしょうか。
事実、業界関係者の話では、『ある日のビットコインの取引高の50%近くは日本人が占めていた』というのです。
2012年のMt.GOX社の破綻報道を受けて、日本ではビットコインをはじめとする仮想通貨の浸透が世界と比べて遅くなってしまいました。
それがビットコイン市場の盛り上がりを受けて、ようやく『ビットコイン元年』といわれ始めました。
やっと世界に追いついてきているのです。
今年は、今まで以上の一大ビットコインブームが巻き起こるのではと大いに期待しています。
ひろぴーさんがビットコインのセミナー講師に!?
昨年から、国内の各仮想通貨の取引所も続々と新サービスを発表しており、仮想通貨に関するセミナーも少しずつ行われるようになっています。
なんと、みんなの外為にビットコインに関する記事を寄稿してくれているひろぴーさんも、株式会社ビットポイントジャパンにてセミナーを行っています。
セミナーは大盛況で、40人の席数がすぐに満席となったそうです。
今回、2月22日に行われたセミナーに行ってきましたので、その時の様子を少しお伝えします。
会場は、なんとトムソン・ロイターのセミナールーム!
豪華で夜景がとても綺麗です。
なぜロイターなのかというと、ビットポイントは同社へビットコインの価格情報を提供しているからなのだそうです。ロイター社に価格を提供するということは、基準価格になるといっても良さそうですから、これって凄いことですよね!
(参考:トムソン・ロイターの情報端末サービスに当社の価格情報提供が決定)
さて、セミナーはみっちり2時間お勉強です。
1部:ビットコインとブロックチェーン
2部:ビットコイン実践トレード
3部:仮想通貨取引の手続き
資料はこんな感じ
なんと、本の無料プレゼントまでありました!
実はこの本は、ビットポイントジャパン代表取締役副社長である小田玄紀氏が執筆された本で、なんとAmazon電子書籍販売にて総合1位を獲得しているのです。
(参考:ビットコインの入門書『1時間でわかるビットコイン入門~1円から送る・使う・投資する~』が、Amazon電子書籍販売にて総合1位になりました!)
ビットコイン入門本としてとても読みやすく、難しそうな話も出るのですが、1つひとつ分かり易く説明されており、色んな仮想通貨関連の本では一番理解が進んだ本でした。
さて、セミナーの話に戻りましょう。
ひろぴーさんが言うには、ビットコインは金と同じ性質を持つ金融商品。
参考:誰がビットコインをつくったのか(written by ひろぴー)
絶対量が決まっているために、基本的な投資戦略は長期的なバイ&ホールドになるのだそう。
ちなみに、おすすめの通貨ペアは「ビットコイン/円」、「ビットコイン/人民元」、「ビットコイン/ドル」の3つだそうです。
大きなリスクは、稀に出てくる取引所のハッキング問題。
ただ、日本の取引所はしっかりしているので基本的に問題はなく、またコールドウォレットと呼ばれるネットワークから切り離してビットコインを管理している業者も多い為、そもそもハッキングされてもビットコインは守られるのだそうです。
2017年の展望はというと、ビットコイン/円は20万円程度の上昇を見込んでいるそうです。
ビットコインへの投資で、投資額が何倍にもなったと語るひろぴーさん
BTC/JPY週足チャート
(出所:Investing.com)
チャート的に、前回高値を越えてくると、下押しが5万円ありましたので、ざっと19万円程度までの上昇を期待してしましますね。
ビットコインのトレードって実際どうなの?
ここでビットコインのトレードについてしっくりときていない人に、もう少し詳しく説明したいと思います。
ビットコインはもはやお金、米ドル、日本円と同じような通貨なのです。
ここを見てくれている人はFXをやっている人がほとんどですので、FXをイメージしてもらえれば分かり易いかと思います。
ビットコインは、為替の現物取引と同じように日本円からビットコインに両替て、そこからドルやユーロに両替することができます。
そして、ビットコインFXという金融商品があり、差金決済取引が可能なのです。
FXの通貨に、BTC(ビットコイン)が入ってきたと考えて下さい。
スプレッドも、ドル円やユーロ円とほとんど変わりません。
ただ、ボラティリティがなかなか激しく、平時でも1日4000円(3%)程度動きます。
ドル円にすると、113円が明日116円になっているくらいの値動きです。
トレンドが発生した時には、非常に美味しい思いができます。
しかも、1日の取引高は国内で100億円以上ありますので、スキャルピング取引も十分可能となっています。
レバレッジは取引所によって5倍~25倍まで適用されており、ビットポイントでは25倍が適用されています。
投資資金は、0.01ビットコインからでもトレードできますので、FXのように数千円からでも気軽にトレードしてみてはいかがでしょうか。
ちなみに、レバレッジ25倍でビットコイン円を13万円の時に1BTC購入するのに必要な証拠金は5,200円。
約100BTC(1300万円)の取引が可能ですね。
口座資金が50万円あり、ビットコイン円を13万円の時に※100BTCを買付け、20万円で売却したとすると、利益は700万円となります。
(※ぎりぎり買い付けはできませんが、計算を分かり易くする為)
1BTCを保有し、1万円上昇すれば、1万円の利益です。
簡単ですよね!
2017年春からビットコイン関連の法律が施行へ
最後に、日本国内の法律の話に触れておきます。
日本では普及に時間が掛かったビットコインも、法整備は海外よりも早くなっています。
2017年春にビットコインの法的な位置づけが定められた法律が施行(銀行法等の一部を改正する法律案)されます。
そうなると、ビットコインは『支払い手段のひとつ』として認められることになり、また、ビットコインの利用者保護に向けての管理体制がきちんと取られることになるそうです。
つまり、仮想通貨の取引所に対する規制が進むということですね。
かつて、FX会社のレバレッジが500倍ほどもあり、レバレッジ規制が進んだことと似ていますね。
恐らく、今後の取引所は金融庁への登録制となり、財務内容の提出や投資資金と会社資金の分別管理などが義務付けられることになるのではないでしょうか。
取引が長時間停止したりすると、業務改善命令が出されるなどもあるのかもしれません。
いづれにしても、ビットコイン市場にとっても投資家にとっても良い流れがきております。
投資先としてだけでなく、送金手数料が格段に安かったり、決済手段として便利だったりするビットコインの利用者は今後も拡大すると思われます。
ようやく日本で認められてきたビットコイン。
年初の暴落が2013年の5.23ショックのようなものだと仮定すると、今のどの価格で購入しても利益となるでしょう。
ビットコインはまだ怪しい?
それを確かめるためにも、まずは0.01BTCから購入してみてはいかがでしょうか?