4/2(火)13時30分にビットコインが突如として急騰しました。
14時30分までのたった1時間で46万円台から10万円もの上昇となり、2018年11月19日以来となる56万円台まで上昇しました。
この上昇の背景には、前日に1万円程度の上昇となっており、相場の節目となる45万円を明確に突破したことで買いが買いを呼びやすい状況であったこと。
前日にテザー(USTD)が1日の過去最高の取引高を記録しました。じり高相場の裏にはテザーからビットコインへの資金流入があったと考えられます。
そこへきて、レバレッジ取引が活性化。
世界最大の仮想通貨レバレッジ取引所であるBitMEXでは、急騰時にショートポジションの10万枚を超える強制ロスカットが発生するという強烈なショートカバーが確認されました。
◇BitMEXのポジション状況(4/2)
出所:bullbearanalyzer.com
さて、この画像はからは気になる点が2つあります。
ひとつはロングとショートの比率で、ロングが43.5%とショートポジションよりも少ないことです。
これは現在はポジション調整がされており、上昇の過熱感がないということを意味します。
もうひとつは、ロングとショートのポジションが急騰以前の水準に戻っていることです。
元々BitMEXのトレーダーは短期売買のようですが、ここまでポジション調整がされていることには驚きです。
つまり前向きに考えると、この相場はまだまだ買えるということになりますね。
ファンダメンタルズは良好
そもそも3月には仮想通貨市場にとって良い材料が重なりました。
特に国内では、新規法案の策定に2017年3月以降に業務を始めたみなし業者の登録、そして仮想通貨のレバレッジ取引が金融商品への移行することから、税制面での改善も期待できるようになりました。
そして、ヤフーグループの仮想通貨取引所であるTAOTAOが新規口座開設を開始したことも明るいニュースです。
また、国内初のSTO案件も出てきており、2018年はほとんど進まなかった法規制や業界の足固めが加速してきました。
3/30(日)には米SECがBitwiseのビットコインETFの決定を延期することを発表しましたが、こういったネガティブニュースが出ても相場が堅調だった点は地合いが良い証拠です。
今後は4/6、7に日本最大規模のブロックチェーンカンファレンス、TEAMZブロックチェーンサミット開催されることから、国内での仮想通貨の盛り上がりはさらに加速することとなりそうです。
そして、5月末には仮想通貨の最大のイベントであるコンセンサス2019が開催されることから、4月~5月は仮想通貨市場にとって恒例ともいってよいホットな時期が到来したといえそうです。
人気ののSNSアカウントもビットコインに注目
今回のビットコインの上昇は、一般の人たちに響くのでしょうか。
ツイッターで一つ興味深いツイートがありましたので、紹介したいと思ます。
クソ!ビットコイン30万ぐらいの時に買っておけば良かった!もっと上がるのか!もっと上がる気なのか!?どうにかして過去に戻れないのか!!悔し過ぎてもう今日は仕事できない!激おこ!
— Testosterone (@badassceo) 2019年4月2日
何でも筋トレで解決することで有名なTestosteroneさんです。
この方はフォロワーが70万人を超えておりますし、フォロワーの多くはビットコインを保有していない方がほとんどでしょう。
この呟きは既に360リツイートを越えており、こういったインフルエンサーの方の発信が新規マネーの流入につながると考えています。
※本記事の意見や予測は、筆者の個人的な見解であり、金融商品の売買を推奨を行うものではありません。
投資にあたっての最終決定はご自身の判断でお願いします。