昨日午後8時頃、下落基調にあったビットコインが突如切り替えし急騰。81万円台から87万円付近まで一気に上昇しました。今後もこの勢いが続くかどうかに注目です。
目立ったニュースがないため、市場を動かせるほどの資金を持った投機筋が仕掛けてきた可能性が高いのですが、仕掛けるタイミング的には少し疑問符です。買いを少し誘っているようにも見えました。
80万円をどうしても割らせないように防衛しているのか、または一度持ち上げて上昇と見せつつ再び80万円前半まで下落してしまうのか定かではないのですが、もう数日この値動きを眺めたいというのが本音です。
筆者はテクニカル指標で見る上昇条件がまだまだ整っていないため、80〜87万円のレンジ相場をイメージしております。
ビットコインの上昇トレンドは継続
まずはビットコインの日足チャートを見てみましょう。
トレンドラインの上で推移しているため、まだ上昇トレンドは継続中であるという認識で良いでしょう。
10日の夕方にトレンドラインを下抜けてました。しかし直後に急騰したため、下ヒゲを残した格好となっております。
ただ、上昇ペースが維持できるかというと疑問です。今後上昇するにしても、トレンドラインを割り込みながらも下落することはなく横ばい推移。レンジ相場で上昇エネルギーを貯めてから上昇に転じるのではないかと考えております。
◇ビットコイン(BTC/JPY)日足チャート
出所:GMOコイン
オシレーター系テクニカル指標であるRCIを見てみましょう。
RCI9(青色)は0.00ラインを上抜け短期的に上昇トレンドの可能性があるものの、RCI26(黄緑)が0.00ラインをちょうど割り込んで来ているタイミングです。
このタイミングでは下落トレンドが加速しやすい傾向があるため、どっちつかずの状況と言えます。
またRCI52(紫)は下向きに推移を始めたばかりですから、日足レベルでは買いを入れるには少し戸惑います。
そういった意味でも、あと1週間程度チャートが描かれていく様子を見ておきたいところです。
4時間足チャート分析
4時間足チャートを見てみると、見事に80〜87万円のレンジで推移しています。
一目の雲にローソク足が突入したものの、先端はまだ陰転しています。このままで推移したとしても、反転を示唆するシグナル点灯はもう2日ぐらい掛かるのではないでしょうか。
◇ビットコイン(BTC/JPY)4時間足チャート
出所:GMOコイン
一目均衡表とRCIを見てもどっちつかずの展開のため、再び反落しレンジ相場が継続となる可能性のほうが高いのではないかと考えます。テクニカル指標が好転した時に、順張りでついていく方が良さそうです。
方向性はもちろん買い目線ですが、買うとしてもレンジ相場の中心価格より安い85万円以下からでしょうか。
もうしばらくすると、RCI9(青色)が下向きになりやすいと思いますので、そのタイミングが買いやすいなと思います。
まとめると、売買戦略として押し目買いを入れたいところですが、もう1〜2日様子を見てから判断したいと思います。
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※本記事の意見や予測は、筆者の個人的な見解であり、金融商品の売買を推奨を行うものではありません。
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