先週から、下落を続けていたビットコイン。

天井から40万円以上下落し105万円を叩く場面もありましたが、昨晩から午前中にかけて大きく反発。半日で約15万円の急騰を見せています。

ビットコインは底を打ったのでしょうか。

チャート分析とともに、急騰の理由を解説していきたいと思います。

 

さて、本日も複数の時間足を分析していきます。

4時間足チャート分析

昨日の記事(ビットコイン、100万割れが目前)で想定していた通りのシナリオとなりました。

3月から一度も割れることのなかった4時間足の200日EMA(指数平滑移動平均線)にタッチしたところで、底打ちとなりました。

◇ビットコイン(BTC/JPY)4時間足チャート

そのタイミングでビットフライヤーの新規口座開設再開のニュースも流れ、ビットコインは急騰しました。

かなり急激な上昇だったため、ショートカバーを巻き込みながら上がったのではないでしょうか。テクニカル的にも4時間足チャートで頂点から引ける下降トレンドラインを上抜けしたため、本格的にトレンドがまた上を向き始めた可能性が考えられます。

1時間足チャート分析

1時間足でみると、かなり意識されていた短期下降トレンドラインを上抜けし、現在は100日線と200日線の上に戻ってきています。

一度下抜けてしまった上昇トレンドライン(133万円付近)を、再度上抜けられるかが重要なポイントになってくるでしょう。

◇ビットコイン(BTC/JPY)1時間足チャート

考えられる3つの上昇要因

1.米国債券金利の下落

昨日の記事(ビットコイン、100万割れが目前)で書いたように米国債金利との逆相関が、ゴールドとビットコインに見られています。

午後11時頃から米10年債金利は大きく下落しましたが、それとともにビットコインは上昇していきました。

◇米国10年債利回り60分足チャート

その後、時間差がありゴールドにも資金が流れ、こちらも40ドル程度の上昇を見せました。

ゴールドとビットコインの下落がほぼ同時に始まり、同時に終わったことを覚えておくと、今後の動きの中でこの連動性の高さが役に立つのではないでしょうか。

2.ビットフィネックスのショート解消

7月1日の記事(調整局面に入ったビットコイン)に書きましたが、6月30日の深夜、ビットフィネックスで突如として2万BTCもの大口のショートが買い戻されることがありました。

◇ビットフィネックスのショートポジション状況

これは大口投資家やマイナーのヘッジしているショートと考えられます。上昇トレンドの中の下落局面でこういった動きが出るということは、彼らは再度上昇するシナリオを立てているからだと考えられます。

3.新規の1億USDTの発行

7月2日の深夜2時頃、ステーブルコインで最大の時価総額を誇るテザー(USDT)が大量に発行されました。

テザーが大量に発行された後にビットコインが上昇するのはよく見られるパターンです。

発行したテザーでビットコインを買い上げ、急騰した後にテザーに戻すという手法で、日経新聞にも取り上げられることとなりました。

参考:ビットコイン急落 「テザー」絡み疑念広がる

これまではコアなトレーダーしか知ることのない材料でしたが、ようやくビットコインの変動要因として知られるようになったのだと感じます。

 

これら3つの理由を背景に、また120万円の重要な節目をスルスルと上抜けていくビットコインを見ると、今週は堅調に推移するのではないでしょうか。

場合によっては150万円を突破し、さらなる高値の更新を目指すのではないかと考えます。

 

 

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※本記事の意見や予測は、筆者の個人的な見解であり、金融商品の売買を推奨を行うものではありません。
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