前回の記事(ビットコイン、このまま下降トレンド継続か? )を書いた10月25日から、ビットコインは大きく上昇しました。その日の深夜には1時間で7万円ほど急騰。翌26日には、午前9時から2時間の間に90万円台から110万円を超えるほどの上昇劇を見せました。
◇ビットコイン(BTC/JPY)15分足チャート
この際のビットコインの過去24時間における上昇率は30%以上となり、これは2017年の大相場でも無かった記録です。
急騰のきっかけとして、中国の習近平国家主席が、ブロックチェーンを重要な革新的ブレイクスルーのコア技術と見なし、テクノロジー開発の推進に取り組むべきだ、と発言したことがあるようです。
中国では2017年から人民元と暗号資産の取引を禁じていることに加え、発言から報道までの時間差(発言は24日、報道は25日)があったため、この発言が全ての上昇原因だとは思えません。しかし、巨大なチャイナマネーの動向については注目しておく必要があるでしょう。
テクニカル分析から見ても全く予期していなかった展開であり、多くの人が予想していなかったニュースだったからこそロスカットの連鎖が発生したのだと思います。つい先週のことですが、80万円台がもう遠い昔のことのように感じられます。
値段が上昇したことで、ボラティリティの高い相場が続くことが予想できます。
そこに注意しながら今週の戦略を考えていきます。
日足チャート分析
相場が大きく動いたため、全体像から見ていきます。
最も重要だと見ていた長期下降トレンドラインを上抜けしました。
◇ビットコイン(BTC/JPY)日足チャート
中長期の売買戦略として、このラインを割るまではひたすら買いでいこうと考えています。1万円下がる度に買いを入れながら90万円まで買い下がる予定です。
長期的なポジションとしてビットコインの現物を買いながら、短期的には、ボラティリティを生かしてレバレッジを掛けて買い回転させるトレードをしていきたいと考えています。
日足レベルのディセンディングトライアングルの水平ゾーンで攻防しているので、ここがサポートラインに転換し再度上昇してほしいところです。
1時間足チャート分析
1時間足を見ると、急騰後は上値を切り下げながら保ち合い相場を形成中です。
105万円より上での買いポジションのやれやれ売りも多そうですので、直ぐに110万円を突破するという展開は難しそうに思えます。
◇ビットコイン(BTC/JPY)1時間足チャート
目先は様子見でいますが、押し目があれば買い、下値を切り下げてきても買いという積極的な売買戦略でいきます。
基本的に、買いのみで売りは行いません。過去の値動きを見ても、強い上昇トレンドが発生したビットコインは本当に強いので、逆張りで売るといつ踏み上げられるか分かりません。
日足レベルでの上昇トレンドへの転換の材料が揃っています。そして、100万円を割り込みそうで割り込みません。これは、下値では買いたい投資家がいる証拠ではないでしょうか。
この相場が続くのかどうかは分かりませんが、来週のビットコインの価格が楽しみですね。
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※本記事の意見や予測は、筆者の個人的な見解であり、金融商品の売買を推奨を行うものではありません。
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