ビットコインは11月22日に注目していた下降トレンドラインを下抜けしてしまった後、約16万円の下落を見せました。
一旦、反発をみせた70万円前半は、多くのマイナーの損益分岐点だと言われています。このゾーンは2018年の相場でも意識された価格帯であり、簡単に下抜けしていくのは難しいと考えています。
◇ビットコイン週足チャート
そのため、個人的には一度損切りを行ったビットコインをまた買っていこうと考えています。
今回も前回と同じ戦略で、資金を分割し、価格が下がれば買い下がっていく予定です。ビットコインの半減期(2020年5月予定)も近づいていますし、口座数やウォレット数の上昇ペースなどから考えても、長期的にビットコインの需要はまだまだ高まっていくのではないかと考えています。
日足チャート分析
では、大きな時間軸からチャートを見ていきたいと思います。
マイナーの損益分岐点というだけではなく、長期の下降チャネル下限の位置から反発が見えたと考え、現物でビットコインを買っています。
ただ、150万円から引けるトレンドライン(78万円付近)を下抜けしてしまっているため、これがレジスタンスに変わってしまったと考えることができます。6月以降、7月~9月と高値で抑えられておりますので、ここを意識しているトレーダーは多そうです。
視点を変えると、長期下降チャネルの中の下降ウェッジの先端部分にいるように見えます。
日足レベルのオシレーター指標はダイバージェンスが発生しそうになっているため、強いトレンドが出た場合は逆らわないようにしたいと思います。
そのため、基本的に日足レベルの下降チャネルに沿ってトレードしていきます。
30分足チャート
昨日、ビットコインは70万円前半まで下落した後に半日で10万円近い急上昇を見せました。その後下降ウェッジをつくるような動きを見せ、上にブレイク。しかし80万円ゾーンの節目を上抜けることができずに、現在はダブルトップ気味のチャートを描いています。
このまま77万5000円を下抜けしてしまうと、買いポジションの投げ売りで75万円辺りまで急落するのではないかと考えています。
そこを押し目と見て買いが入り反発すれば逆三尊になるため、印象は良いのですが、目先は77万円半ばで反発するかどうかに注目です。
テザー建てのポジション
22日から積まれ続けたビットフィネックスのテザー建てのロングポジションは、25日には3000枚に到達。そのタイミングでまたもや急反発を見せました。25日の夜には2000枚ほどが利益確定され、それとともに相場は天井打ちとなりました。
ビットフィネックスは中国人マイナーなどの相場に大きな影響を与えるレベルの大口投資家が使っているとされているため、これらのポジション動向は今後も注目しておきたいですね。
ビットコインの資金調達率
ビットメックスの資金調達率も、売り手受け取りから、一時的に買い手受け取りにシフトしてきました。
相場の反転タイミングを予測する1つの指標であり、現在は上昇の材料になったと捉えています。また需給が偏りすぎた際には相場の変化が予測できるため、こちらも注目が必須だと思います。