日本国内で根強い人気のあるモナコインですが、国内取引所でモナコインを購入する場合、主な国内仮想通貨取引所ではbitFlyer、Zaif、bitbank、DMMbitcoin、Coincheckの5社となります。
筆者はbitbankでの取引をオススメします。
この記事では、なぜモナコインの取引でbitbankが良いのかについて説明していきます。
関連記事
・ 2020年11月に半減期を迎えるモナコインの数字を知る
・ モナコインの歴史を知る
販売所と取引所のどちらで買うか
最初に、仮想通貨を買う場合に「販売所形式」と「取引所形式」があるということを抑えましょう。
販売所とは、「仮想通貨交換業者」から仮想通貨を直接売買代金する形式です。それに対して、取引所とは「個人間」で仮想通貨の売買をすることを言います。
販売所
販売所形式のメリットとしては大量に購入しても値段が動かずに、提示されている値段で買えるという点があります。
デメリットとしては、売値と買値であるスプレッドが1%以上あり、広い交換業者の場合は10%程度あるといった点が挙げられます。なお、基本的に取引手数料は無料となっています。
取引所
取引所は、手数料があるかわりにどの価格にどれだけの売りまたは買いがあるのかが可視化されており、透明性があります。
デメリットとしては、大量に購入・売却した際に自分の注文価格が動いてしまう場合があります。
しかし、価格が動いてしまうほど大口の取引を行うようなトレーダーでない限りは「取引所形式」での売買をオススメします。
次に、5つのメジャーな国内仮想通貨取引所の中でモナコインを「取引所形式」で購入する事ができるのはビットバンクとZaifのふたつとなっています。他の3社は「販売所形式」しか採用していないため、取引コストが高いというデメリットがあります。
なお、販売所で一番スプレッドの狭いDMM Bitcoin(レバレッジ取引)でも、スプレッドが約7%程度あります。
なお、この画面キャプチャ取得時のビットバンクの価格は131.473円。138円台まではざっと2000万円以上の売り板が並んでいました。
bitbankはモナコインの取引高で世界一
取引所では、基本的に手数料が安く流動性が高い≒板が厚い取引所の利用が基本となります。
コインマーケットキャップによると、モナコインの取引高はビットバンクが圧倒的に多く、グローバルでの8割程度占めています。これを見ると、ビットバンク以外での売買の選択肢はなさそうです。
出所:CMC MonaCoin Market Pairs
なお、ビットバンクの取引手数料は以下となります。
Maker:-0.02%
Taker:0.12%
10万円のモナコインを成り行き注文(Taker)で買った場合は、120円の手数料が掛かります。現在値よりも安い価格で指値注文を出し、約定した場合には20円もらえることになります。
セキュリティーも高評価
ビットバンクは、セキュリティーにおいてマルチシグや※コールドウォレットなどの基本的なハッキング対策はもちろん、 ビットコインセキュリティ専門企業のBitGoと提携していたり、ICORatingからB+の評価がされるなど、第三者機関から評価されています。
※コールドウォレットとは、外部のネットワークから乖離されたウォレットに仮想通貨を保管しておくことでハッキングのリスクを大きく抑えてくれています。
最後に、50万円分のモナコインをビットバンクとDMM Bitcoinで買った時のおおよその取引コストを比較しておきます。
ビットバンク:600円
DMM Bitcoin:3万5000円
比較するまでもないですが、ビットバンクが圧倒的に安くなっています。
ただ、DMM Bitcoinはレバレッジ取引が可能ですので、記事執筆時点において必要資金がビットバンクの4分の1となる12万5000円で済みます。また、空売りを行うこともできます。
取引コストが圧倒的に安いビットバンクを利用するか、レバレッジを利かせてDMM Bitcoinを利用するか。
自身の取引スタイルに合わせて使ってみてください。
編集:児山 将