昨日12月22日(金)、ビットコインは大きく暴落し、節目の150万円を割込み一時130万円前半にまで値を下げました。
◇ビットコイン/円(BTC/JPY) 1時間始チャート
130万円は瞬間的だっため、きちんと値が付いていた140万円を安値と考えてみましょう。
17日の高値(228万円)から140万円までの下落率はざっと38%の下落。
この数値はフィボナッチリトレースメントに当てはめてもキレイにミートしています。
FXライターで有名な高城さんがtweetしていましたので、拝借しました。
ここで下げ止まれば、いつも通り暴落を拾った人も高値で買っていた人もみんながハッピーなことになりそうです。
さて、そもそも今回の暴落要因はなんだったのでしょうか。
筆者も下落リスクを度々Twitterで呟いておきながら詳しく説明できていませんでしたので、主要因をまとめておきたいと思います。
ビットコインの暴落要因
さて、筆者が考える今回のビットコインの暴落要因を以下に挙げてみました。
- ・新規のプレイヤーの一斉参入により買いポジション比率の増加
- ・ビットコイン ⇒ 主要アルト ⇒ 草コイン の順の上昇で相場の末期の様相を呈していた。
- ・6万BTCの巨額ハッキング事件発生
大きくこれらが暴落のきっかけとなったのではないでしょうか。
新規のプレイヤーの一斉参入により買いポジション比率の増加
ビットコインが200万円に到達してから、一気にそれまでビットコインに投資していなかった層が参入してきました。
特に12月のボーナス週以降の参入が多かったようです。
筆者のまわりでも、いよいよビットコインを買ってみようという人が一段と増えてきていました。
さらに、著名株式投資家であるcisさんが頻繁にビットコインに関するツイートを行い、株式投資家の資金の流入も今まで以上に起きていた問い思われます。
ビットコインは基本的に買いから入る投資家がほとんどですので、マーケットにはビットコインの買いポジション比率が極端に増加したことになります。
こうなると、次の行動は利益確定しかありませんから、相場が崩れるのは時間の問題。
しかも、今まで以上に崩れる可能性が高いことが分かります。
ビットコインから草コインが暴騰したことが暴落のサイン
相場には循環物色という言葉があります。
地合いが良い相場では、最初メジャーな銘柄が変われ、次に2番手が上昇。それらも上がりきると、最後は価値が低いような銘柄も暴騰し始める傾向にあります。そうなると、株式市場では広くまで資金が行き渡ったのを最後に大きく崩れてしまうことが多くあります。
そういえば、最近になり偉い学者さんが『ビットコインは暴落する』と言わなくなったのも兆候でしたね。
6万BTCの巨額ハッキング事件発生
今回の暴落の要因として一番の要因として言われているのが、『中規模の海外取引所Liquiでハッキングの噂 』
参考:1200億円流出?!ハッキングの噂でビットコイン暴落!
サリーちゃんが書いているので内容は割愛しますが、6万ビットコインのハッキングはインパクトとしては大きいです。
数日間ダッシュやモネロが上昇していたのは、これに絡む値動きだったのかもしれません。
ただ、これはあくまでも下落のキッカケに過ぎなかったと考えています。
メインプレイヤーである日本人の入金が一段落する金曜日の午後からは、結局相場は下落に転じることになったと思われます。
しかし、おもしろいことにこういったタイミングではバッドニュースが連続して出てきますので、ここ数日間はヘッドラインリスクにも注意しておいた方が良さそうです。
最後に
さて、ビットコイン価格は一夜にして22日の朝の水準に戻りましたが、雰囲気はあまり良くありません。
ここから買っていく人が多いのであれば、上げ幅の半分の価格は維持したいところです。
ざっと、165万円はキープして明日を迎えないと、再度安値を更新する動きを見せる可能性が高いのではないでしょうか。
最悪の場合、瞬間的な100万円割れも意識しておいた方が良いかもしれません。
12月は、TV,雑誌の取材も急増しており、年末年始の特集番組などでさらに多くの新規プレイヤーの参入が見込まれます。
今の相場状況を見ると、それまでにもう少しポジション調整が行われそうです。
次の上昇に乘る為にも、資金管理を大事にしていきたいですね!