底固めする仮想通貨相場 ドル円115円台定着も追い風か

筆者: ひろぴー

高値から100万円ほど調整したビットコインは、底固めをしているようにも見えます。ドル円が2017年1月以来となる115円に乗せたことも、上昇を後押ししているように思います。モルガンスタンレーがビットコインのエクスポージャーを増加させるというニュースや、MANA、ENJといったメタバース関連の仮想通貨(暗号資産)が強く、相場が再び盛り上がってきています。

そんななか注意しておきたいのは、依然として収まらない新型コロナウイルスの脅威です。

日本の新型コロナウイルスの感染者数は100人以下の日も出てきていますが、欧州では過去最大ともいえる深刻化な状況となっています。金曜日には、ドイツのシュパーン 保険相が「国家的な緊急事態に陥っている」と発言し、金融市場はリスクオフが加速。ユーロは大きく売られることとなりました。

メルケル首相は「国内の感染状況はこれまでで最悪」と発言していましたが、昨日の新規感染者が過去最多となる6万6000人超となり、前日の4万5000人から急増。ドイツでは、ロックダウンの噂も出ているようです。しかし、物価上昇懸念が出ており、ここでロックダウンとなれば、スタグフレーション化が進むこととなりそうです。必要物資が滞り、物流ロジスティクスが一段と悪化します。これは悪いインフレ経済です。

米国の10月のPCEコアデフレーターも前年同期比+4.1%と高止まりしており、インフレは止まりそうにありません。

今後、欧州の経済指標が悪化し、株式から相場が崩れて仮想通貨にも波及するリスクを押さえておきたいところです。

また、昨日は日米中韓英印で原油の国家備蓄放出協調介入を行いました。このようなことは、恐らく初めての出来事でしょう。12月2日には、OPECプラスの会合が開催されます。前回開催された時点でも、原油の産出量は適正と判断されて増産は見送りとなり、米国をはじめ、原油消費国からは懸念の声が多く集まりました。中東+ロシア対石油消費国という新たな構図が出来上がりそうです。

個人的には、12月2日のOPEC会合では、増産はないと考えます。むしろ現状維持か減産で協調した場合、かなりリスクオフで反応するかもしれません。

産油国+ロシア VS 米中日英韓印に加えて、欧州各国から批判が上がることになるでしょう。なお、オセアニアやカナダ、ノルウェーあたりは資源国のため中立の立場をとると予想されます。

目先、大きな材料やイベントが乏しい仮想通貨市場の先行きは、グローバル経済を左右しそうな材料にあるかもしれません。

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※本記事の意見や予測は、筆者の個人的な見解であり、金融商品の売買を推奨を行うものではありません。
投資にあたっての最終決定はご自身の判断でお願いします。

ひろぴー

ひろぴー

CXRエンジニアリングCEOとして金融取引ソリューション企業を経営。投資暦は10年以上。株式投資から開始し、FX、先物、商品まで取引。2014年から仮想通貨に投資を開始。同時に仮想通貨投資のエバンジェリストとして執筆・セミナー活動を開始。FX市場で鍛えた世界の投資マネーの潮流を読み取る分析力を武器に、仮想通貨取引でも高い実績を叩き出す。ビットコインFXブログ(https://bitcoin-fx.jp/)を運営中

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