ポイント
・2万4000ドル台乗せ
・テスラが保有BTCの75%を売却で下落
・売却は手許現金積み上げのためで、残高復元の可能性示唆で切り返す
・売却は推定6月11日前後。市場には若干ポジティブか
昨日のBTC相場
昨日のBTC相場は底堅い展開。2万2000ドル(約305万円)、2万3000ドル(約320万円)と順調に上値を伸ばし、昨晩は2万4000ドル(約330万円)乗せに成功した。
7月のFOMCでの1%利上げ見送り観測を受けたリスクオンムードを背景に一昨日のNYダウが前日比750ドル高となる中、BTCは2万3000ドル乗せに成功した。
Bloombergのイベントで元GSのノボグラッツ氏やゲンスラーSEC委員長のややネガティブな発言もみられる一方で、FTXのサム・バンクマン・フリード(SBF)CEOが暗号資産業界の救済を続ける姿勢を見せたことも市場のサポートとなったか。
但し、同氏の姿勢に対し、市場の寡占化が進むと否定的な報道もみられる中、BTCは2万4000ドル手前で上値を抑えられていた。
海外時間に入り米株が続伸して始まるとBTCは2万4000ドル台乗せに成功。その後、株が伸び悩んだこともあり上値を重くすると、テスラ社が4-6月期に保有BTCの75%を売却していたことが明らかとなりBTCは2万3000ドル近くに値を下げた。
しかし、売却は中国のロックダウンに備えたキャッシュポジション増加で、BTC積み増しの可能性を示唆したことから、若干切り返している。
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