ポイント
・20,000ドルを挟んでのもみ合い
・米雇用統計では、労働参加率低下で労働市場需給緩和、インフレ鈍化期待
・ガスプロムのノルドストリーム再開延期でリスクオフ
・今週はOPECプラス、レイバーデイ明け、ECB理事会、FRB高官発言とイベント続く
週末のBTC相場
週末のBTC相場は引き続き2万ドル(約280万円)を挟んでのもみ合い。米雇用統計後、2万ドル半ばまで値を伸ばすも、その後失速。週末は2万ドルに上値を抑えられたが、今朝方同水準を回復している。
木曜日に米株が5日ぶりに前日比プラス圏で引けるとBTCは2万ドルを回復、注目の米雇用統計がインフレ鈍化を示す内容だったとの認識から2万ドル台半ばに上昇した。
その雇用統計だが、非農業部門雇用者数は31.5万人と予想(29.8万人)とほぼ同水準、平均受給は前年同月比+5.2%と前月と変わらなかった。
しかし労働参加率が62.1%から62.4%に上昇、この結果失業率が3.5%から3.7%に上昇したことで、労働市場の需給緩和、インフレ鈍化要因として好感され、9月FOMCでの75bp利上げ観測がやや後退した。
またG7がロシア産原油に上限価格設定で合意したこともインフレ抑制を期待させると歓迎されたが、ロシアが技術的な問題を理由にノルドストリームを通じた欧州へのガス供給再開を延期。米株は前日比でマイナス圏に失速、BTCは2万ドルを割り込んだ。
週末は2万ドルに上値を抑えられたが、今朝方同水準にワンタッチした。
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