ポイント
・1万6000ドル台でのもみ合い
・ポーランドの爆発はウクライナの地対空ミサイルの可能性
・CoindeskやGrayscaleの兄弟会社のレンディング部門で出金停止
・業界の混乱続くが、個人投資家は意外と冷静な印象
昨日のBTC相場
昨日のBTC相場は上値の重い展開。未明に1万7000ドル(約240万円)台に乗せるも失速、昼過ぎに再び1万7000ドルをトライするも失敗、結局1万6000ドル台でのもみ合い推移が続いている。
FTX破綻の連鎖的影響が懸念される中、交換所トークンの下げが一服したこともありBTCは未明に1万7000ドル台に乗せていたが、ポーランドにミサイルが着弾したとの報で下落した。
ウクライナもロシアからの攻撃と主張、G7/NATO首脳緊急会合が開かれるなど緊張が走ったが、一方でウクライナの対空ミサイルの可能性を指摘する声もあり、結局、バイデン大統領はロシアからの攻撃である可能性は低いとした。
これを受け、BTCは1万7000ドルをトライするもあと一方届かず、下げ止まっていた交換所トークンも値を下げ始める中、BTCも下落に転じた。
アブダビで開催中のイベントで、BinanceのCZ氏が月曜日に提案した業界回復基金に投資家の関心が集まっているとしたが、同席していたGalaxy Digitalのノボグラッツ氏が最悪期はまだこれからとコメントしたことも相場の上値を重くしたか。
海外時間にはGrayscaleやCoindeskの兄弟会社Genesis Global Tradingの子会社でレンディングを行っていたGenesis Global Capitalが出金を停止、衝撃が走ったが、すぐさまGrayscaleが同社には影響はない旨公表、Galaxyなどもエクスポージャーがないことを公表、影響は限定的に止まり、BTCはじりじりと値を戻している。
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