ポイント
・ドル建てでは一時1万7000ドル乗せ
・日銀の実質利上げによる急速な円高で円建て価格は下落
・米株の下げが一服、Eマスク氏関連の動揺も収束気味
・一旦は悲観相場の巻き戻し優勢か
昨日のBTC相場
昨日のBTC相場はドル建て価格は上昇、円建て価格は下落。朝方、1万6000ドル(約210万円)台前半に下落したドル建て価格は反発、一時1万7000ドル(約225万円)台乗せに成功した。一方で、急速な円高でドル建て価格の上昇が相殺され、円建てで見ると若干値を下げている。
Eマスク氏が自身のTwitterで同社CEOを辞任すべきか尋ねたところ、辞任に賛成の声が過半数に達したことを嫌気したDogecoin(DOGE)の下落を受け、BTCも1万6000ドル台前半に値を下げたが、DOGEの下落が一服、LTCを中心にアルトコインが反発を始めるとBTCも1万6000ドル台後半に値を戻しました。
昼過ぎに日銀が10年国債金利のコントロール幅を‐0.25%~0.25%から‐0.5%~0.5%に拡大した。同行はイールドカーブコントロール(YCC)の運用の修正と説明しているが、10年債金利がレンジの上限に張り付いている事を勘案すれば、事実上の利上げとなった。
これを受けドル円相場が137円から133円に急落、ドル売りの流れでドル建てのBTC価格は若干上昇したが、円建て価格は下落した。
海外時間に入るとグレイスケール社のGBTCの価格が上昇、米株も上昇に転じると、BTCは一時1万7000ドル台に乗せた。その後、GBTC価格が失速するとBTCも1万7000ドルを割り込んだが、1万6000ドル台後半で底堅さを見せている。
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