ポイント
・1万7000ドル手前で失速
・ソラナなどアルトコイン主導
・レジスタンスをクリアし、BTCもようやく連れ高に
・今月末のFOMCでの利上げ幅が焦点、中国の脱コロナがリスクオン要因に
昨日のBTC相場
昨日のBTC相場は底堅い展開。1万7000ドル（約225万円）手前まで上昇、ドル円の反発もありドル建てより円建て価格での上昇が目立った。
FTX破綻以降、大きく下げていたソラナが年末から年始にかけて切り返し、アルトコインは総じて連れ高となっていたが、BTCは50日移動平均線や一目均衡表の雲の下限に上値を抑えられ出遅れていた。
昨日は朝方から中国の経済再開への期待感もあり日本を除くアジア株が堅調に推移。ソラナが続伸するなかアルトコインも上昇し、BTCにも上昇圧力がかかった。
海外時間に入るとカシュカリ・ミネアポリス連銀総裁がFF金利を5.4％と現在から1％引き上げることを支持すると発言。ISM製造業景況感指数はやや弱めであったが、同時に出た雇用関連指標が強かったことから米2年債金利が上昇。ドル円が上昇する中、円建てのBTC価格は上昇した。
さらに金利の上昇でやや値を下げていた米株が上昇に転じるとBTCにも上昇圧力がかかり、一目の雲の下限突破に成功。しかし1万7000ドル手前で上値を抑えられた。
その後に発表されたFOMC議事録は年内の利下げへの支持がないと明記されたことなどタカ派な内容だったことからBTC価格は若干値を下げている。
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