ポイント
・概ね3万ドル~3万1000ドルでの推移
・「スーパーステーキング」サービス開始でソラナ上昇
・GDP改定値強めで年2回利上げ観測高まる
・ポジション調整売りに注意だが、相場の重石が外れて上値追いの可能性高いか
昨日のBTC相場
昨日のBTC相場は底堅いが上値の重い展開。3万ドル(約435万円)割れから切り返したが、3万1000ドル(約450万円)手前で跳ね返され、概ね3万ドル~3万1000ドルのレンジ内での取引が続いた。
BTCは、火曜日のフィデリティがBTC現物ETF申請を準備しているとの報に3万1000ドルにワンタッチしたが、CME先物の窓埋めにあと5ドルという水準で跳ね返されると、アルトの失速もあり昨日早朝には3万ドルを割り込んだ。しかし、金曜日に大量に期日を迎える3万ドルのオプションストライクの影響もあり切り返すと、じりじりと値を上げていった。
ポルトガルのECBシンポジウムを終え、マドリードでパウエル議長が講演を行うとさほど新味がないとの見方からかドル売りの流れの中でBTCは3万ドル後半に値を伸ばした。さらに「スーパーステーキング」というレバレッジスキームが発表され話題となったソラナが1割以上上昇、BTCも連れ高となった。
しかし、第1四半期GDPが+1.4%から+2.0%に上方修正され、市場が年2回の利上げを織り込み始めると、3万1000ドル手前で失速。CMEがBTC/ETH先物の開始を発表、フィデリティが現物ETFの申請が確認されるなどポジティブなニュースもあり3万ドル台半ばでの推移となっている。
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