10月15日(月)午後2時30分ごろからビットコイン価格が徐々に上昇。

15時過ぎには急騰し、国内取引所では75万円付近まで上昇しました。

上昇の発信源はbitfinexだと言われており、同取引所では7780ドルまで上昇。

日本の取引所との価格差は、一時10万円以上も広がることとなりました。

値動きが落ち着いてきた午後5時過ぎでも価格差は4万円ほどある状況となっています。

背景はテザー(USDT)売り

さて、今回の上昇の背景には米ドルとのペッグ通貨であるドルテザー(USDT)の大量売却があるようです。

USD/USDTのチャートを見てみると、ちょうどビットコイン価格が上昇するタイミングでUSDT価格が下落していることが分かります。

◇米ドルテザー(USD/USDT)5分足チャート
出所:Trading view

最近、新しい法定通貨と連動する仮想通貨が誕生しており、元々テザー発行量とその裏付けとなるUSDの保有量が一致しないのではないかと疑惑の最中にありました。

そんななか、9月11日(木)にテザーの発行体であるテザー社と姉妹会社関係にあるBinfinexが特定の顧客に対し一時的に入金を停止しました。こういった材料があったことから、今回のテザー売りが発生したのではないでしょうか。

この上昇においてはイーサリアムが一番上昇していることから、テザーを売ってイーサリアムを購入した可能性が高くなります。

著名投資家によると、約23万ETH(約51億円)もの大量のETHのウォレットが確認できており、大口が買い集めている影響があるのではないかと指摘しています。

 

上昇原因は定かではないですが、仮想通貨の価格が国内外で大きな開きがあることは空前のアービトラージタイムとなり、価格の安い取引所では価格上昇の大きな要因となります。

参考までに主要な取引所の価格を表示しているサイト、いなごFlyerの16時27分の画面をご覧ください。

出所:いなごFlyer

仮にbitFlyerでビットコインを買ってBinanceに送金し売却すると、1BTCあたり約7万円の利ざやを取れることになります。

アービトラージ送金需要の急増による送金詰まりが考えられますが、記事執筆時点ではビットコインの未確認取引件数は1500件ほどと意外にも混雑しておりません。

 

本来であれば、悪材料とされるテザー問題が、思わぬかたちで仮想通貨の上昇につながり好材料へと変わりました。

また、対ドル価格で9月の高値を抜いてきたことは大きな意味があると思われます。

ここ数カ月の値動きでは、大陽線を付けた翌日には前日の高値を更新している傾向にありますので、今後の仮想通貨市場の好転を期待したいですね!

 

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