Zaifを運営するテックビューロは、フィスコグループのフィスコ仮想通貨取引所に事業を譲渡し、解散することが決まっています。
参考:事業譲渡に関する株主決議について(10月22日)

つまり、Zaifが行っていた仮想通貨交換業をフィスコが引き継ぐかたちとなります。

そこで、仮想通貨取引所としてのZaifとフィスコではどのような違いがあり、事業を統合することによってどういった相乗効果が見込めるのかみていきましょう。

フィスコ仮想通貨取引所とZaifの比較

フィスコ仮想通貨取引所の親会社はフィスコであり、ジャスダック上場企業です。上場企業傘下の企業による運営となるため、取引所の経営や財務状況の透明性という面の不安は解消されそうです。

また、セキュリティーに対してフィスコは非常に力を入れています。例えば、マネーロンダリング対策としてモニタリングによる監視、ハッキングやサイバー攻撃に対しては、専門業者と連携してたセキュリティテストなどを実施しています。

もちろん基本である2段階認証やSSLの導入、マルチシング、顧客資産と事業資産の分離など、安心して取引のできる環境が整えられています。

一方デメリットとしては、ハッキングの直前にZaifのホワイトラベルから外れていることで、取引ユーザーがフィスコの利用者のみとなっており、流動性の面で非常に弱くなっています。またレバレッジ取引がないこと、通貨ペア3つしかないことが挙げられます。

対してZaifは、2014年から営業していることもあり、国内ではユーザー数が多い取引所であると言われています。

取引手数料が無料であることと、仮想通貨の積み立て投資ができることがメリットとして挙げられます。また、ペペキャッシュ(PEPE)やカウンターパーティ(XCP)など、15種類もの多くの仮想通貨を取り扱っており、特にネム(XEM)の取引高が大きいことで有名でした。

なお、先日登録者にZaifトークンが配布されたのも記憶に新しい出来事でしょう。
参考:承継同意のご承諾に関するお礼の送付について(11月1日)

デメリットとしては、セキュリティーに脆弱性がありサーバーが弱いことが知られており、顧客サポートの評判があまり良くないことや新規口座開設登録が遅いなどの顧客対応の問題が挙げられます。

フィスコとZaifのもたらす効果について

2つの取引所を比較したうえで、テックビューロがフィスコに事業を譲渡したことでお互いのデメリットを相殺したうえで新たな効果を生み出すことが可能となります。

例えば、Zaifの取り扱う豊富な仮想通貨を取引したいユーザーは、フィスコの方でも豊富な通貨ペアによる取引が可能となります。流動性は増すでしょうし、セキュリティ・サーバー面での改善も期待できます。最終的に、フィスコ仮想通貨取引所とZaifは統合され、どちらかは無くなるのかもしれません。

また、テックビューロが進めていたmijinの開発やNEMのアップデートもフィスコに引き継がれることから、フィスコからの開発資金が流入することも期待できます。

ただ、これに関しては事業買収において多額の資金が必要だったことから、現状これらブロックチェーンの開発資金がどうなっているか不明です。

しかし、NEMは取引所事業とは違いNEM財団との関係もありますので、フィスコという上場企業の後ろ盾を得たことは大きいのではないかと思います。

また、そもそもテックビューロの株主にはマネーパートナーズやジャフコ、インフォテリアなど多くの上場企業の資本が入っています。

そういったことから今回の事業譲渡は、単純にZaifがフィスコに移ったという事ではなく、新たな展開も期待できるわけです。

 

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