今回は口座数250万以上、総月間出来高(BTC/JPY)約5兆円を誇るビットフライヤー(bitFlyer ) の口座開設方法をご紹介します。
参考: ① お客様数 250 万人突破! bitFlyer グループのさらなる成長に向けて
② 国内取引所(JPY-BTC)の総月間出来高(日本円換算、単位:億円)【Bitcoin日本語情報サイト JPBITCOIN.COM】
1. ビットフライヤーとは?
画像出所:公式ツイッター
ビットフライヤー(bitFlyer)は2014年1月9日に設立され、2017年9月29日に「関東財務局長 第00003号」の仮想通貨交換業者に認定された企業です。
会社名 | 株式会社 bitFlyer |
---|---|
設立 | 2014年1月9日 |
事業内容 | 仮想通貨交換業およびブロックチェーン開発・サービス事業 |
資本金 | 41億238万円(資本準備金含)* |
代表取締役 | 関 正明 |
本社所在地 | 〒107-6233 東京都港区赤坂 9-7-1 ミッドタウン・タワー |
登録 | 仮想通貨交換業者登録(登録番号 関東財務局長 第 00003 号) |
主要取引銀行 | 株式会社三井住友銀行 |
会計監査人 | EY新日本有限責任監査法人 |
株主 | 株式会社 bitFlyer Holdings |
*2020年9月初頭時点
米国と欧州にも拠点を持ち、2019年8月20日にはTポイント・ジャパンとの業務提携を発表し、「Tポイント⇄bitcoin」の構図を創生し人々がより気軽に仮想通貨に関わることができるようになったことで話題になりました。
参考: bitFlyer とTポイント・ジャパンとの業務提携について
2020年8月6日にはアルトコイン販売所で $XLM (ステラルーメン)と $XEM (ネム)の取り扱い開始を発表。
アルトコイン販売所で新たにステラルーメン(XLM)、ネム(XEM)の取扱いを開始しました。
— bitFlyer(ビットフライヤー) (@bitFlyer) August 6, 2020
Web(PC/スマホ)とスマホアプリ(iOS/Android)のアルトコイン販売所で売買いただけます。XLM、XEMについての詳細はこちらをご覧ください。https://t.co/ArYlc1yThb#XLM #XEM #仮想通貨
同年8月21日には「「暗号資産(仮想通貨)サービス利用率」国内 [※1]No.1 を獲得と公表。名実ともに日本トップクラスの取引所となっています。
[※2]暗号資産(仮想通貨)取引サービス利用者 20-59 歳男女 1,000 人を対象に、インターネットによるアンケートを実施。調査実施日は 2021年6月11-14日。調査機関:株式会社インテージ
bitFlyerが提供するビットコインのレバレッジ取引は圧倒的な取引高を誇っています。
それらのサービスを利用するにはbitFlyerのアカウントが必要となりますので、この記事では口座開設に必要なモノや基準、その方法について説明します。
2. 口座開設にあたって
さて、ここから口座開設の方法を紹介していきますが、まずは口座開設基準と準備物の2点をご確認ください。
2-1. 口座開設基準
- 20歳以上の日本在住者
- 法人(株式会社、有限会社、合同会社、合資会社、社団法人)
外国籍の方でも日本在住ならば口座開設が可能となっています。
以下に該当する方は口座開設ができません。
- ≫ PEPs (外国の重要な要人等)
- ≫ 反社会的勢力の関係者
- ≫ 未成年
- ≫ 外国に居住している方
2-2. 事前準備品
以下は、口座開設において必須となります。
- メールアドレス
- 電話番号(携帯電話番号も可)
- 本人確認書類
- 銀行口座
なお、本人確認書類として有効なものは以下となります。
- 運転免許証
- 個人番号カード
- 各種健康保険証(紙型健康保険証)
- 各種福祉手帳
- 住民票の写し
- 特別永住者証明書
- パスポート(日本国が発行する旅券)
- 各種健康保険証・共済組合会員証(カード型健康保険証)
- 各種年金手帳(厚生年金、国民年金、共済年金等)
- 印鑑登録証明書
- 在留カード
(どの面をアップロードするかはアップロード画面にてすぐに分かりますが、その画面についても事前に準備しておきたいという方はこちらからご確認ください。)
なお、法人口座を開設する場合は、登記事項証明書が必要となります。
3. 口座開設方法と手順
では、口座開設方法の説明となります。
口座開設手順は、以下の流れとなります、
【bitFlyerの口座開設の手順】
- メールアドレスの登録
- 利用規約、取引時交付書面などへの同意
- 本人情報の登録
- 本人確認書類の提出
- 取引目的等の確認
- 銀行口座の登録
- 本人確認書類(はがき)の受け取り
ビットフライヤーで口座開設をしてトレードをするには、まず“ウォレットクラスのアカウント”を作成し、それから“トレードクラス”へアップグレードする必要があります。
ウォレットクラスはメールアドレスさえあればつくることができすまが、仮想通貨の送付や高機能取引ツールであるLightningの利用が制限されます。
アカウントクラス別のサービスは、以下を比較してください。
項目 | ウォレットクラス | トレードクラス |
---|---|---|
仮想通貨のお預入 | 10 万円/7 日間 | 〇 |
仮想通貨のご送付 | 10 万円/7 日間 | 〇 |
仮想通貨のご購入・ご売却 | ー | 〇 |
Lightning | ー | 現物・FX・Futures |
日本円のご入金 | 10 万円/7 日間 | 〇 |
日本円のご出金 | 10 万円/7 日間 | 〇 |
ビットコインをつかう | 10 万円/7 日間 | 〇 |
bitWire | 10 万円/7 日間 | 〇 |
ビットコイン決済 | 10 万円/7 日間 | 〇 |
最大仮想通貨送付・決済額 | 10 万円/7 日間 | 制限なし |
3-1. アカウントの作成
まずはウォレットクラスを作成します。
なお、スマートフォンで開設される方は、こちら(ビットフライヤー(bitFlyer)のアプリから口座開設する方法を徹底解説!)をご覧ください。
1.メールアドレスの入力
ホームページにてメールアドレスを入力します。
「私はロボットではありません」というチェックボックスにチェックを入れ、アカウント作成をクリックします。
2. アドレス登録
先ほど入力したメールアドレス宛にメールが届きます。
そこに記載されているキーワードをコピーし、登録画面へ移動します。
3. パスワード設定
アカウントのパスワードを設定します。
資産を守るために、他者から推測されにくいパスワードを設定する必要があります。 他の取引所やサービスなどと同じパスワードを設定すると、他からパスワードが流出した際に第三者による不正アクセスを受ける危険性があります。
また、パスワードはなるべく複雑で長い方が安全性が高まります。
【ビットフライヤーのパスワード条件】
- 9文字以上100文字以内
- アルファベット小文字、アルファベット大文字、数字、記号のうち最低 2 種類を組み合わせ
※よく使われる文字列「1234」「1980」「asdf」などは4文字ではなく、全体で1文字としてカウント
4.同意事項確認
ビットフライヤーのサービスを利用するためには、利用規約や仮想通貨の取引に関するリスクについて確認し、同意する必要があります。
【同意事項】
- 利用規約
- プライバシーポリシー
- 仮想通貨取引におけるリスク
- 米国の居住者ではない旨
- 仮想通貨取引説明書(契約締結前書面)
全てに目を通してから、問題なければ全てのチェックボックスにチェックを入れましょう。
5.二段階認証設定
セキュリティー強化のために、二段階認証の初期設定を行います。
【二段階認証の方法】
- 認証アプリ(Google Authenticator)
- SMS認証
- メール認証(暗証番号4桁)
この段階では、個人情報の入力もメールアドレスのみですので、メール認証が手軽です。
メールで受け取る場合は、暗証番号4桁を設定します。
二段階認証の方法設定を終えたら、どの場面で二段階認証を行うかの設定に移ります。
【二段階認証を使用する項目の選択肢】
- ログイン時
- 外部アドレスの登録時
- 日本円の出金時
- 仮想通貨の外部送付時(必須)
この設定が終われば、ウォレットクラスの口座開設は完了となります。
ホーム画面に移行し、ビットフライヤーのサービスを利用することができます。
ホーム画面に移動すると、「取引目的等の更新が必要です」という表示が出ますので、「更新する」へ進むとトレードクラスのアカウント開設へ移ります。
すぐに始めない方は「あとで」を押して閉じていただいて大丈夫です。
後日アップグレードする際は、ホーム画面の右側にあります【アカウント情報】の【ご本人情報のご入力】をクリックして内容を入力してください。
3-2. トレードクラスにアップグレード
アカウントをトレードクラスにするためには、取引目的などを更新する必要があります。
これは、本名や生年月日、住所の他、職業や電話番号の入力となります。
ログイン後のホームページの右側にある、アカウント情報より入力しましょう。
1. 【取引時確認】のページへ進む
赤色の「未入力」をクリックすると、入力フォームが開きます。
2. 基本情報、住所、電話番号の入力
基本情報は、姓名、性別、生年月日です。
その他は、住所、携帯電話番号、固定電話番号を入力すると、完了となります。
3. 【本人書類を提出】
金融商品の取引口座には、KYC(本人確認)が必要となります。
そのために、 事前準備品の項で記載した免許証などの本人確認書類のうちどれか一つを選択し、アップロードします。
この際、ピントずれ・汚損・指の見切れ/フレームアウト・反射などがおきている画像をアップロードすると再提出が求められます。
特にピントのずれが非常に多いようですので、提出の際には確認をするようにしましょう。
5. 取引目的等を確認
これは、職業や資産状況、投資経験の告知となります。
【取引目的等の入力項目】
- 外国の重要な公人かどうか
- 重要な公人の関係者(親族含む)かどうか
- 職業
- 財務情報(年収/金融資産)
- 取引を行う目的
- 投資経験
- ビットフライヤーへの登録の経緯
- 内部者登録(ビットフライヤーが取り扱う仮想通貨の発行者及び管理者、関係会社やその株主。また、仮想通貨取扱業者の主要株主・役員・従業者など)
【お客様の取引目的等のご確認】より入力していきましょう。
金融資産の項目がありますが、銀行口座の提出などは必要ありません。
6. 銀行口座情報確認
【銀行口座情報確認】より入出金に利用する銀行口座情報を入力します。
銀行名・支店名・口座種別・口座番号・口座名義の5項目です。
7.日本円の入金
以上を済ませると、日本円の入金ができるようになります。
トレードクラスへのアップグレード作業は、本人住所確認用のハガキが届いた時点をもって完了となります。受け取りから、24時間以内にアップグレードされるようです。
ハガキの到着まで最短2日。平均で1週間程度ほどで到着します。
まとめ
ビットフライヤーは日本で高い知名度を誇る仮想通貨交換業者です。
2017年の仮想通貨ブーム以来、国内ではトップレベルの取引高を誇っており、過去にはグローバルでも取引高上位を記録した時もあります。
国内のレバレッジ取引の倍率が2倍に引き下げられた影響から、取引高は減少してしまいましたが、それでも日本のレバレッジ取引では圧倒的に支持されています。
レバレッジ取引を行うのであれば、口座開設をするメリットは十分あるのではないでしょうか。